OKCに惜敗したウルブスですが、内容的にはそこまで悪かったわけではなくしっかりとサンダーを101点に抑えられており、クロージングのエドワーズとSGAの僅かな差が勝敗を分けたという感じでした。
数試合後に再びサンダー戦を控える中.500以下のチームとの対戦が続くのでしっかりと勝ってサンダー戦に向かいたいウルブスはコンリーが休養で欠場。代わりにNAWがスターターです。
一方のホーネッツのスターターはPJワシントンがCでスモールラインナップにしてきました。
相手がスモールなのでKATを強調してオフェンスしていくウルブスはゴベアとのPNRからプルアップ3を決めると続けてドライブも決まります。ホーネッツがコーナーのマクダニエルズをオープンにしまくるので、軽くドライブしてはコーナーへのキックアウトでオフェンスしていくウルブス。
オフェンスでは良いスタートを切ったKATですがディフェンスではブリッジスにPNRから決められるとコーナーで空けてしまい3Pとなります。
スモールのホーネッツに対してゴベアがインサイド専任出来ないのでドライブから次々に決めていくホーネッツですが、KATが絶好調なウルブスはチームで16点中13点を上げる活躍を見せます。
ウルブスはシュートが決まりまくり、ホーネッツはゴベアのいないインサイドを攻略していくので最初のタイムアウトまでに19-23とかなりのハイペースで得点していく両チーム。
その後も止まらないKATは1Qだけで22得点を記録しベンチへ。アウトサイドが決まりまくったことに加えてスモールのホーネッツに対してドライブがよく決まりました。ブリッジスみたいなディフェンダー苦手なはずなのにね。
これで大量リード…といかないウルブス。スミス、ミラーにショートレンジを上手く決められKATに負けじとブリッジスが1Q13点。32-34で1Qを終了します。ちょっとガード陣のスピードに振り回されてるウルブスはツービッグがアウトサイドのローションに間に合わずズレをたくさん作られていました。
2Qが始まるとミラーがカイル相手に連続で得点していきます。さらにNAWの上からミドル、速攻とFG6/6でホーネッツの逆転に貢献します。
久々にミルトンが登場すると自らの得点とKATの3Pをアシストし再逆転。ホーネッツのタイムアウトになりますが、タイムアウト空けゾーンでターンオーバーを誘うと、KATがトランジションから3Pを決めリードを広げます。
ですがホーネッツも難しいシュートを決めていき大量リードとはさせません。しかしミルトンが入ってローションが少し改善してきたウルブス。オフェンスはKAT祭りになっていきます。もう打てば入る状態のKATはディープ3Pまで決めだす始末。ホーネッツも密着マークとかすればいいのにドライブでやられたのでゾーンにするとアウトサイドから簡単に打たれまくります。
ほぼKATだけで二桁リードにしたウルブス。
これだけ1人にやられてるのにメルトンとKATのPNPでメルトンに2人行くとかホーネッツどーなってんの。KATが今日始めて3P外してくれて助かったけどさ。
結局KATはラストオフェンスでもFTをもらい前半だけで44得点に。チームで25点なのでほぼ2をKATで稼いだウルブス。
しかし試合は64-69と5点差で前半終了します。オフェンスではKATが目立ちすぎたけどディフェンス面では結構ぽろぽろ抜かれるし、ミドルレンジからインサイドを攻略されていたので後半はもっと自分たちの強みを出していかないと。
ホーネッツはKATにぼっこぼこにされた前半でしたがオフェンスでは対抗できており、元々ディフェンスで守り勝つってコンセプトのチームじゃないと思うのでKATだけにやられてるうちはまだチャンスがありそう。インサイドからもうちょっとボールが外に出てくるともっと良さそう。
その後半もホーネッツのターンオーバーからNAWの3Pが外れた所にKATが押し込み。ノってるとリバウンドとかも自分の方へ落ちてくるから不思議。
しかしホーネッツを抑えられないウルブス。ホーネッツもKATを全く止められないから点差は縮まらないんだけどさ。
ですがKATが少しやりすぎてオフェンスが上手くいかないウルブス。ターンオーバーからの失点が増えて点差を縮められますがNAWが3Pと速攻を決めてチームを助けます。
するとNAWをカイルに代えてツービッグ+エドワーズ、マクダニエルズとビッグラインナップにしたフィンチ。すぐにマクラフリンを入れますが。
シュートが落ち始めたホーネッツに対して15点差まで広げたウルブス。92-107で最終Qへ。
KATはここまでで58得点。自己最多得点がもう目の前です。
今シーズンはリードを溶かすことなく勝ち切れているウルブスなのでここで15点差だとかなり安心して見ていられます。昨シーズンまででは考えられないけどね。
4Qホーネッツ3P2本で1桁差まで戻しますがKATがポストから決めて60点目。インサイドでの強さを見せるウルブスとアウトサイドがよく決まるホーネッツ。するとKATが連続ミスしている間にミラー、ワシントンが決め5点差になります。
スミスjrにも3Pを決められ2点差。
それでもKAT、KATで攻めていきますが、スミスが再び3Pを決めて逆転されます。8分で15点差を溶かしてしまいました。安心してみていられるとはなんだったのか。
ここで一度KATを下げるとミラーがタフショットを沈めるなどして5点差に。NAWがFTで残り1分で3点ビハインドのウルブス。
ボールのターンオーバーを誘うとエドワーズがFTを獲得しこの試合はしっかり2本決め38秒で1点差、ホーネッツボールに。
ゴベアがボールとの1対1を制すると残り12.5秒でウルブスボール。ディフェンシブポゼッションだったので下げたKATを戻すためにタイムアウトを取るとタイムアウト明けのプレーでKATのアイソを選択しますが4人に囲まれてターンオーバーに。この辺がエドワーズとKATの違いって感じ。
これでファールゲームになるとFTを2本きっちり決めたホーネッツが128-125で勝利。
前の試合はサンダー相手にしっかりスローダウンして勝負出来ていたのに、この試合ではディフェンスが崩壊してしまいました。KATがこれだけ好調の日にしかもホームで敗戦のウルブス。逆に言えばKATの異常な好調によってスコアリングゲームに終止してしまったのが敗因とも言えるでしょう。