ウルブスファンの独り言

NBAの試合やニュースについて思い立ったら書いていきます。

2026 NBA ドラフト2

16位 メンフィス・グリズリーズ(→サンダー)

B.ストリツ

サンダーはちょっと謎指名。2巡目2枚を使って1つ順位を上げ、ガード指名になりました。

ストリツ自身は上級生らしく落ち着いたプレーを見せており、ツーメンゲームでプレーを作れ、シューティングも高精度。ウルブスなんかが欲しかったタイプです。

逆に特出した武器があるわけではなく、トータルの能力で戦うタイプ見えます。

シーズン中にマケインを獲得しており、トピッチも控えている上に、ドート、ケンリッチ、カルーソらディフェンシブなウイングの去就が不透明な中で上級生ガードを指名したのはなぜでしょう。

 

17位 オクラホマシティ・サンダー(→グリズリーズ→ピストンズ)

E.オコリー

1回グリズリーズに指名権が渡り、指名後に21位、3つの2巡目指名権とトレードでピストンズにいく事になったオコリー。

アンダーサイズながらアタック能力があり、インスタントスコアラーとしての素質を感じます。一方でシュートの安定感やディフェンス面は要改善。

しかしピストンズはカニングハム、ジェンキンス、アーサーとガードは揃っているのにここでガードを獲得する意味があったのか。ウイングが残っている中で指名するだけの何かを感じたのか。

 

18位 シャーロット・ホーネッツ

C.アンダーソンjr

ホーネッツもアンダーサイズのガードをチョイス。

アタッキング能力はそこまで高くなく、サイズ、体格の問題はあるものの、オンボールでもオフボールでも脅威になれるシュート能力は素晴らしく、ディープからでも簡単に決めてきます。さらに上手くシュート力を使ってのプレーメイクも出来るので、クヌッペルとの相性は抜群に良さそう。

あとはNBAレベルでどれだけリムアタックが出来るかが活躍のカギになりそうです。

 

19位 トロント・ラプターズ

A.グレイブス

ラプターズは6'9、ウイングスパン7'0のフォワード、グレイブスを指名。

ジェイレン・ウィリアムス、ポジェムスキーと同じサンタクララ卒業生らしく1年生ながら完成度の高さが魅力。アウトサイドシュートも持っており、インサイドとアウトサイドの両面でプレーメイクに絡めそう。

マルチで面白い選手ではあるのですが、PFにしてはフィジカルと高さ負けしそうだし、SFにしてはスピードが足りません。この辺がどうなるか。

 

20位 サンアントニオ・スパーズ

J.クウァインタンス

スパーズはACLの怪我歴のあるクウァインタンスをセレクト。

ACL明けの2年生時は4試合しか出場がなく、NBAに入った後も膝の状況がどうなのかが不透明なのが一番の懸念点ですが、6'10のサイズに7'5のウイングスパンを持ち、高いリムプロテクト能力を誇ります。

運動能力も高く、健康であればゴール下の守護神として存在感を発揮しそう。それでも膝の状態がわからないため、長い目で見ていく必要があります。今シーズンというよりは3年目4年目辺りで戦力になってくれたら御の字でしょう。

 

21位 デトロイト・ピストンズ(→グリズリーズ)

K.ロペス

グリズリーズが2巡目3つでトレードダウンしてメキシコ人のロペスを指名。

6'8のウイングで体格がよく、身体能力もありますが、オフェンスでこれといった武器がないのが懸念点か。それでもディフェンスではブロック力があり、フィジカルにも戦えそうなので、NBAではセンター相手に守れるかどうかが出場時間を左右しそう。

シューティングが向上してくればかなり使いやすくなりそうなので、ここが伸びてくるかどうか。

 

22位 フィラデルフィア・76ers

L.フィロンjr

シクサーズは細身の2年生ガード、フィロンjrにいきました。

スピード一辺倒ではなく、左右の揺さぶりや緩急をうまく使ってペイントに侵入していくタイプで、シューティングも悪くはありません。しっかりとプレーを作れそうな雰囲気はありますが、NBAレベルで出来るかは未知数。

マキシーとエッジコムがいるので控えPGとなりますが、マキシーと並べられないのでちょっと使いづらいかも。76ersとしてはこの順位で自分たちが1番だと思う才能を獲得しに行った形かな。

 

23位 アトランタ・ホークス

Z.エジフォー

ホークスはディフェンスが武器のエジフォーをドラフト。

インサイドの選手としてはアンダーサイズながらも高いリムプロテクト能力を誇り、スイッチディフェンスなんかも難なくこなします。

体格のわりにアジリティに優れ、オフェンス面でもスピンムーブやドロップステップを起用に使います。さらにボールの扱いやパスも上手く、起点としても期待できます。

一方でシュート力が低いので、ここを嫌がられると出番がないかも。ただオコングの控えとしては面白く、ランデールがいなくなれば控えセンターとしての活躍が見られそう。

 

24位 ニューヨーク・ニックス(→レイカーズ)

C.カー

レイカーズが金銭をつけて指名順位を1つアップし6'5の3&Dウイングを指名。

6'5ながら7'1のウイングスパンを持ち、優れた運動能力とシュート力があります。自らボールを持ってクリエイトするタイプではなく、基本的にはスポットアップやカットプレーでプレーを構築します。

ドンチッチのいるレイカーズなので、PJワシントンのイメージで使うとかなり良さそう。逆にハチムラのイメージで使ってしまうと悪い面のが目立ちそうなので、レディックの使い方次第でどっちにも転びそう。

 

25位 ロサンゼルス・レイカーズ(→ニックス→ダラス)

S.デ・ラレア

ニックスは金銭を貰って指名順位を1つダウン。さらに30位と交換でダラスへいく事になったスペインのデ・ラレア。

6'6の大型PGで広い視野とパススキルを持ちます。10代でスペイン代表のPGを務め、経験は豊富。素晴らしい能力を持っていますが、NBAだと突破力とスコアリングで苦しみそう。

まだ来季NBAに来るかも未定ですが、フラッグと9位のジョンソンと共にビッグラインナップが組めそうなのは非常に面白そうなので、早めにNBAに来て修行するのがいいかも。

 

26位 デンバー・ナゲッツ(→スパーズ)

T.リードjr

スパーズは35位と2巡目2枚を使ってトレードアップしセンターのリードを指名。

クウァインタンスに続いてインサイドの選手を獲得しました。こちらも基本的には守備型のセンターで、上級生なので即戦力候補。

重心が低くインサイドで当たり負けしないフィジカルがあり、リバウンドにも強い。ですがスピードがちょっと足りなさそうに見えるので、ここをどう解決するか。

ボールの扱いも上手いのでウェンビーと並べても面白そう。逆に控えからワンビッグが出来るかが未知数。

 

27位 ボストン・セルティックス

C.セナックjr

セルティクスは足りないインサイドの選手を取りに行き、セナックjrを指名。

6'11でウイングスパンは7'5。まだまだ粗い素材ではありますが、走れて身体能力があり、ハンドリングもこのサイズにしては上々。シュートは改善必須ですが、ポテンシャルは高め。

今シーズンクエタとガルザで戦っていたことを考えると十分にチャンスは貰えそうです。まずはプレーの精度を向上させるのが第一。

 

28位 ミネソタ・ティンバーウルブス(→ネッツ)

J.ジェファーソン

ネッツはランドルのトレードによりウルブスから獲得した28位でジェファーソンを指名。

クリエイティブなパサータイプのウイングで、ハンドリング力も十分。自らのアクションからというよりは動いている味方に合わせるのが得意か。さらにリバウンド、ディフェンスでもチームに貢献出来そう。

とても期待したくなる選手なのですが、ネッツは去年PG3人、今年もPGを指名しており、ジェファーソンのパススキルが生かされるかは微妙。

 

29位 クリーブランド・キャバリアーズ(→キングス)

A.カラバン

34位と2巡目を使ってキングスがトレードアップし、2度のNCAAチャンピオンを経験したカラバンを指名。

堅実なシューティングビッグで、チーム力を確実に向上させてくれる選手。大学通算で3P 37.4%、FT 84.4%と素晴らしいシューティング能力を持ち、パススキルがあり中継役としても活躍できそうな一方で、リバウンドなどはあまり強くなく、スピードも足りなさそう。

サボニス、カラバン、マレーと並ぶと魅力的に見えますが、再建期のチームにおいて最善の指名だったのかは疑問。もう一度サボニスに賭けるならば悪い指名ではありませんが。

 

30位 ダラス・マーベリックス(→ニックス→サンズ)

K.ピート

ニックスが25位にトレードダウンした後に、さらにサンズが47位と2巡目3つをニックスに差し出し1巡目最後に地元アリゾナのピートを指名。

6'7とサイズがあるわけではなく、TS 56%と完成度は高くなく、アウトサイドシュートもないので完全なPFタイプ。高い身体能力に1年生の割にはフィジカルもあり、今のところはインサイドのフィニッシュ専門。

NBAではワンビッグが出来るかどうかが明暗を分けそうですが、サンズにはマルアチ、イグダロ、フレミングがいて、マーク・ウィリアムスも戻ってくるのであれば出番は限定的になりそう。

 

 

2026 NBA ドラフト

豊作と言われる2026年ドラフト。上位陣はもちろん中位から下位でもいい選手を取れる可能性があるので、中位からトレードも増えていきました。今ドラフトは事前にほとんどスカウティングビデオを見られていないので、ドラフト終了後にざっと情報を仕入れています。

 

1位 ワシントン・ウィザーズ

AJ.ディバンツァ

まぁ事前予想どおりの1位指名。もしかしたらピーターソンの方を1位で指名するのでは、という話もありましたがドラフト前にヤングと契約延長を結んだことで順当にディバンツァ指名となりました。

6'8のサイズに7'0のウイングスパン。さらに爆発的な運動能力を備え、このドラフトで最も天井の高そうな素材。この年齢にしてはジャンプシュートも上手く、3Pは改善の余地はありますが、ミッドレンジは合格点。チーム状況もあり、すぐにでもエースとしての活躍が求められます。ヤングというプレーメイカーがいるので、スコアリングに集中できそうなのはディバンツァにとっていい環境になりそう。ウィザーズのエースとしてどこまでチームを引っ張ることが出来るか。

 

2位 ユタ・ジャズ

D.ピーターソン

2位のジャズはピーターソンを指名。6'4のサイズに6'10とガードとしてサイズは十分。3P 38%にFT 83%とシュート力があり、ドライブ時のフットワークが素晴らしく、オフボールでも動ける万能系。インサイドでのフィニッシュ能力が向上すればNBAトップクラスのハンドラーになれる資質を持ちます。

長い腕を生かしてのディフェンスも強烈。スティール、ブロックとビックプレーを生み出せる一方で、対人ディフェンスは改善の余地あり。

指名後にアディダスと新人史上最大級のシューズ契約を結んでおり、JJJ、マルカネンがいるチームでどこまでプレーメイカーとして成長できるか。

 

3位 メンフィス・グリズリーズ

C.ブーザー

ブーザー息子はグリズリーズへ。18歳にしては完成されたフィジカルを持っており、ポストプレーは1級品。それだけでなく、判断力も優れており、シューティング能力もあるので、インサイドでもアウトサイドでも、オンボールでもオフボールでもプレーを構築できそう。

9'0のスタンディングリーチはNBAでも武器になりそうですが、インサイドでは純粋なサイズ不足、アウトサイドではスピード不足になりそうな匂いもあります。運動能力もトップクラスとは言い難いですが、それでもこれだけ多彩な18歳は珍しく、すべてのスキルが高水準で備わっています。

理想で言えばジェンキンス時代にモラントと組ませたらめちゃくちゃ面白くなりそうだったのが残念。モラントの去就も不透明な中、再建の核となるのかモラントの相棒になるのか。

 

4位 シカゴ・ブルズ

C.ウィルソン

4位で指名されたのはノースカロライナのウィルソン。6'10に7'0のウイングスパン、スタンディングリーチも9'0と素晴らしいフレームを持つウィルソン。線の細さは懸念点ではありますが、運動能力も素晴らしく、素材だけで言えば1位のディバンツァに劣らない能力の高さがあります。

現時点ではオフェンスよりもディフェンス面の方が目立っており、オフェンスのアクションに対して素晴らしい反応を見せます。まだNBAレベルではフィジカル負けしそうですが、将来的にはガードからセンターまで守れそうなポテンシャルを感じさせます。

シューティングやハンドリングなど、改善すべき部分は多いですが、それでも24年のドラフト11位のブゼリスと共に、ダイナミックなウイングコンビとして成長していけるかどうか。

 

5位 ロサンゼルス・クリッパーズ

K.ワグラー

ガーランドの相棒としてクリッパーズが選んだのは6'6のガード、ワグラーでした。平均1.8というターンオーバーの少なさに加え、3Pは40.0%、TSも60.0%と1年生にしては完成度の高さがウリです。

爆発的なアスリートというわけではないですが、サイズを生かしたプレーに加え、クリエイト能力の高さを持っています。NBAレンジでも十分に決められるシューティング能力があり、プルアップからでもC&Sでもスムーズにシュートを放ってきます。

インサイドへの合わせも非常にうまいのですが、あとはアウトサイド側で動いている味方に適切にパスを捌けるかどうか。さらにディフェンス面では弱点になりそうなので、ガーランドとコンビを組むならその辺の能力を向上させなければなりません。

 

6位 ブルックリン・ネッツ

M.ブラウンjr

去年のドラフトで3人のPGを1巡指名したネッツはここでもガードのブラウンjrを指名。

素晴らしいハンドリング能力を持ち、シューティング能力もありますが、シューティングメカニズムは改善の余地があるように見えます。

それでも非常にスムーズなハンドリングからのスピードアタックは魅力的で、左右どちらの手でも自然にフィニッシュすることが出来ます。さらにそこからダイナミックなパスで展開することも可能。特にトランジションで輝くタイプに見えます。

その分粗い部分も多く、即戦力というよりは時間をかけて育てた方がいいかもしれません。去年の3人のPGとはまた違ったタイプではあるのですが、競争に勝つことが出来るかどうか。

 

7位 サクラメント・キングス

D.エイカフjr

6'3と小さ目のガードを選んだキングス。サイズこそないもののウイングスパンは6'7とサイズのわりに手の長さがあります。

直線的なスピードを持ち、3P 44.0%で平均23.5点を記録しており、コート上のどこからでも得点できる能力が魅力です。キングスの状況を考えるとエースタイプが欲しかったのは十分理解できますし、エイカフjrはPGとして必要な能力を備えており、アグレッシブにアタックしながらチームをリードしていけそうな素材です。

ディフェンス面での懸念が大きいと言われていますが、ウイングスパンがあるので本人の努力次第ではどうにでもなりそう。それよりもタフショットも多いタイプなので、NBAレベルでどこまで決めることが出来るか。

おそらく再建に進むであろうキングスの王様になれそうではありますが、一方で多くの部分で改善も必要です。

 

8位 アトランタ・ホークス

K.フレミングス

ホークスはエイコフと同じようなイメージのフレミングスを指名。エイコフのようなエース感はありませんが、コンビプレーでオフェンスを作れて、特にツーメンゲームからドライブとジャンプシュートの組み合わせでディフェンスを崩していく姿は見事。

パススキルもトップレベルではないですが十分に高く、ディフェンスではサイズ不足ながらも手を出す感覚が素晴らしく、ローテションもしっかりとこなせそう。

ダニエルズ、マッカラム、NAWがいる中、この順位でのガード指名は少し驚きましたが、マッカラムの後継と考えれば合点の行く指名となりました。ホークスではそこまで長いプレータイムを貰えなさそうなので、短い出場時間でインパクトを残せるかがカギになりそう。

 

9位 ダラス・マーベリックス

M.ジョンソンjr

ミシガンのメイを新HCに迎えたマブスは、教え子であるミシガンのジョンソンjrを指名。

6'9で運動能力が高く、フィジカルにも戦えるフォワードで、メインの武器にはならなそうですがアウトサイドシュートもしっかりと打てる能力を備えています。主役タイプではないですが、ワンビッグもセンターと併用もできる汎用性があり、特にディフェンスでインパクトを残せそう。

フラッグのチームということを考えれば、走れて運動能力が高く、ハッスル出来るジョンソンjrは非常にフィットしそうですが、インサイドの選手がちょっとダブつくのでここの整理は必須。大学時代から続けて同じHCなので、お互いにやりやすく、出番は増えそう。

 

10位 ミルウォーキー・バックス

B.バリーズ

ヤニスを放出し、再建に入るバックスはガードのバリーズを選択。トータルの完成度が高く、しっかりとディフェンスを見てプレーが出来、シューティング、ドライブ、オフボールプレーとなんでもござれ。

ディフェンス面でも素晴らしく、プレーを読んでのスティールや、ローテーションの速さ、マンツーマンでの強さなど、マルチに守ることが出来ます。

決して派手さはないものの、ヤニスの対価で得た選手たちをコアに再建していくなら、バリーズはその司令塔として最適。器用貧乏にならず、しっかりとその万能性を発揮できるか。

 

11位 ゴールデンステイト・ウォーリアーズ

Y.レンデボルグ

ウォーリアーズはニーズにドンピシャのレンデボルグを指名。6'9のサイズに7’4のウイングスパン、即戦力の上級生ですべてのスキルを高い水準で持っており、オフェンスではフィニッシャーからスクリナー、パサー、ハンドラーまでをこなせます。SFからスモールのビッグ位までならこなせそうで、ディフェンスでは複数ポジションを守れるでしょう。

堅実な一方でエースをするのは厳しく見えますが、カリーのいるウォーリアーズなので問題なし。むしろカリーに次ぐオプションとして多彩さがプラスに働きそう。シューティングの面で苦しむかもしれませんが、カリーで優勝を目指すウォーリアーズにとってはベストな指名に。

 

12位 オクラホマシティ・サンダー

A.マラ

サンダーは7'3のサイズで、ウイングスパン7'6、スタンディングリーチ9'9のビッグマン、マラを指名。ミシガンから3人目の指名になりました。

魅力はなによりもそのサイズですが、年齢とサイズのわりに少し細身に見えるのは気になります。サイズを生かしたリムプロテクションとリバウンド、フィニッシュは素晴らしいですが、NBAレベルでスピードについていけるかどうか。パサーとしての能力もあるので、スピードの無さを他のスキルでカバーできるかどうか。

同じタイプのイディよりもコンバインでスピードがなかったので、イディの現在を見るとかなり苦しむ可能性もあります。ホルムグレン、ハーテンステイン、ウィリアムス、ソーバーとビッグマンが揃っているサンダーに行くことになりますが、サンダーはビッグマン整理するのかどうかがマラの将来に大きく影響しそうです。

 

13位 マイアミ・ヒート(→バックス)

N.アメント

ヒートから獲得した指名権でバックスは11位でバリーズを獲得しており、13位では完全素材型のアメントを指名。

線の細さやシューティングなど改善点は多くあるタイプですが、6'10のサイズにスピードと身体能力を兼ね備え、シューティングメカニズムもスムーズ。時間はかかりそうですがスケールは大きく、モラントを育てたジェンキンスの下でプレーできるのは好材料。まずは出来ることをしっかりとNBAレベルでやっていく事が大事です。

 

14位 シャーロット・ホーネッツ

H.スタインバック

ホーネッツは6'10でドイツ出身のスタインバックを指名。

フレッシュマンながらインサイドでしっかりとボールを呼びこむことが出来て、ポストプレーもスムース。タッチが柔らかく、リバウンドも強い。

NBAレベルでは、スピードと高さに苦労しそうですが、アウトサイドも打てるので使い勝手は良さそう。まずはベンチからローテーションに割り込めるかどうか。

 

15位 シカゴ・ブルズ

D.スウェイン

15位ではスウェインを指名したブルズ。サイズは平均的ですが、ディフェンスでマルチに守れる能力を持ち、4位で指名したウィルソンとはまた違ったタイプ。

得点能力は高くないものの、リバウンド、パッシング能力は持っており、まずはその能力を高めた方がよさそう。ブルズの他のウイングにはない武器を持っているので、まずはパトリック・ウィリアムス辺りからプレータイムを奪うことが出来るか。

 

 

ティム・コネリー、動きます

23-24シーズン、24-25シーズンと2年連続のウエスタンカンファレンスファイナル進出をしたもののファイナルには一歩及ばず、昨シーズンはカンファレンスセミファイナルでライジングチームのスパーズに敗れたウルブス。この結果を受けてティム・コネリーが動きます。

 

ウルブス獲得

33位指名権

モハメド・ゲイ

 

ネッツ獲得

ランドル

28位指名権

 

ブルズ獲得

クラクストン

はい。ランドルの放出となりました。ウルブスの話は最後にするとして、まずはネッツとブルズについて軽く見ていきましょう。

まずはブルズ。フロントからHCまで総入れ替えとなったブルズは元ブレイザーズのスプリッターをHCに据え、契約の残るセンターがいない中、ゲイの放出だけでスタータークラスのセンターを獲得出来ました。

まぁゲイでクラクストンを獲得出来るならやらない手はないよね。まだ27歳と若く、昨シーズンはプレーメイクにも絡める可能性を見せました。走れて運動能力があるので、ギディ、ブゼリスとの相性はかなり良さそう。今ドラフトでは上位にガード・ウイング系が多く、ブルズの持っている4位、15位で獲得出来そうなセンターがいないのでここでスターターセンターを1枚獲得しておくのは理解できます。

 

次にネッツ。ネッツは指名順を5つ上げるためにクラクストンを放出し、ランドルを引き取る事になりました。報道ではランドルをキープして戦力として考えているらしいのですが、どうなんでしょう。クラクストン、ランドル共に27-28シーズンまで契約がありますが、ランドルの方が高く最終年がPOになっています。契約面でのメリットもあまりなさそう。

ネッツの考えとしては新ロッタリーの影響である程度は勝ちにいかないと損をするため、クラクストン寄りもランドルの方が勝てそうに見えたのでしょうか。確かにクラクストンよりも主役として振る舞えて、万能ではあります。しかし昨シーズンネッツが見せたハンドオフを中心として構築するプレーには不向きで、ワンビッグで使うのもかなり厳しいです。

また若手PGを複数枚抱えるネッツで、果たしてランドルが必要だったのかどうか。ボトム3だとかなり損をすることになるので、ある程度は実績のある選手が欲しかったのかも。

ちょっと謎な動きではありました。

 

そしてウルブス。KATとのトレードで獲得したランドルを指名権5つ下げることでネッツに引き取ってもらいました。

確かにプレーオフ、スパーズとのシリーズでランドルのパフォーマンスは良かったとは言えず、ウルブスはランドルとゴベアを放出したいという噂は出ていました。このトレードでウルブスが得たのはサラリーの柔軟性と約33MのTPE。そしてこのトレードの直後にドスンムと5年112Mで契約延長を結びました。年平均22.4Mとちょっと高めではありますが、ランドルを放出した以上ドスンムとの契約延長はマストであり、多少高くなっても引き留めるしかなかったので金額は仕方ありません。

あとウルブスとしては1巡目から2巡目に落ちたことでルーキー契約を安く済ませられるメリットも。今年のドラフトは豊作とされており、2巡目でもそれなりの選手を獲得出来そうなのもこのトレードを後押ししたことでしょう。

とはいえただランドルを放出するだけで終わりということはないと思うので、この後何かが決まっているのかもしれませんし、次の一手も考えてはいることでしょう。ということでこのトレード1つでは評価するには早く、この後の動き次第でこのトレードの評価も変わってきます。結構大胆に動くことが好きなコネリーなので、空いたサラリーを使ってビッグネームの獲得に動く可能性も十分にあります。

とはいえフランチャイズプレイヤーを手放して獲得した選手を、引き取ってもらう形での放出になったのはマイナス。結果としてはタウンズを放出して獲得したものが、ディビチェンゾにと巡目1枚、2巡目1枚になってしまいました。ただ動けるうちに動くというコネリーの姿勢は評価できるポイントでもあり、他チームが高い対価を求めすぎて結局動けなくなるような動きを見ていると、早い判断が大切な気もしてきます。

モラントを追うのか、他のビッグネームを追うのか、それとも完全エドワーズ、マクダニエルズ、リードの時代に移行するのか。リードにとってはキャリア初のスターター定着になりそうなので、そこは期待。このヤングコアを支えるプレイヤーを加えていくのも一手です。この後コネリーがどんな動きを見せるのかに注目です。

 

 

ヤニス、ヒートへ

遂に決まったヤニスのトレード、ここに居たくないと言ってみたり、ずっとバックスに居ると言ってみたり、ここ数年はヤニスに振り回されてきたバックス。昨シーズンは怪我に関してチームと衝突するなど、完全に関係が悪化しており、さらに契約延長をしてくれるかもわからないフランチャイズプレーヤーをようやく放出した形のバックス。一方ヤニスを獲得したヒートは長年望んでいたビッグネームの獲得に成功。昨シーズンもなんだかんだプレーインまで勝ち上がっては来ましたが、優勝が狙えるチームとは言い難く、アデバヨ時代に1勝負かける形になりました。

 

ヒート獲得

ヤニス

ポーティス

 

バックス獲得

ヒーロー

ウェア

ハケス

ヤクチョニス

26年の13位指名権

31,33年の1巡目指名権

30年のスワップ権

33年の2巡目指名権

 

まずはヒートから見ていきましょう。

これでヤニスとアデバヨというNBAでもかなり強力なフロントコートを揃えることになりました。

ウィギンズのPOとパウエルとの再契約が残っているので、ここをどうするかで大きくチームは変わってきますが、契約が残っている選手で言うとダビオン、ヨビッチくらいしか戦力として計算できる選手がおらず、加入したヤニス、ポーティスを含めてもまだまだロスターバランスも人数も足りません。

ヤニス、アデバヨ、ポーティスは並べられないのでフロントコートはこの3人+ヨビッチで回す形になりそう。TPEを使う場合は残りサラリーが20Mほどなので、パウエルに使ってしまうとかなりサラリーが厳しくなります。ウィギンズがPO破棄して安めで再契約してくれるとありがたいのですが、PO行使となるとパウエルを残すのはかなり厳しくなります。

まぁこの辺は今後の動きによって全然変わってくるので、ここではヤニス&アデバヨがどの様な相乗効果を生み出すかを考えていきましょう。

まずは基本のスタッツから見てみましょう。

アデバヨ/ヤニス

得点 20.1 / 27.6

リバウンド 10.0 / 9.8

アシスト 3.2 / 5.4

FG% 44.2% / 62.4%

3P% 31.8% / 33.3%

TS% 55.1% / 65.8%

基本的にはアデバヨの上位互換のようなスタッツのヤニス。さらに昨シーズンのシュートを詳しく見てみましょう。ヤニスは36試合しか出ていないので、あまり意味がないかもしれませんが。

アデバヨ/ヤニス

C&S FGA 5.2 / 0.7

プルアップ FGA 3.8 / 3.1

10ft以内 FGA 6.6 / 12.8

3ドリブル以内 FGA 11.9 / 10.3

3ドリブル以上 FGA 3.8 / 6.3

基本的には自らのアタックから作っていく形の多いヤニスに対して、フィニッシャーの側面が強いアデバヨ。組み合わせは良い感じに見えますが、ここで難しいのがここ数年のアデバヨの進んでいる方向です。昨シーズンNBA歴代第2位の83点を記録したアデバヨ。昔はもっとインサイドのプレーメイカーとしての働きが多く、ポストで起点になりつつ、フィニッシャーの動きもしていたアデバヨですが、最近はアウトサイドから自分でアタックしていくプレーが増え、ウイング的になってきています。

ヤニスの方はチームの構成的に自分でアタックしてのキックアウト、そこからシューターが3Pを打つ形がメインでした。ブルックもターナーもストレッチ出来るビッグだったしね。その点アデバヨはストレッチさせるにはアウトサイドの精度が低く、起点とフィニッシャーという関係はいいのですが、2人ともインサイドからの展開が魅力の選手であり、ここをうまく整理しないとインサイドでの渋滞が起きてしまいます。

まぁスポルストラがヤニスかアデバヨのどっちかをしっかりとベースライン合わせや、ダンカーズスポットにポジショニングさせることが出来れば問題はなさそうなのですが、ヤニスもアデバヨも自分でやりたい選手に見えるので、どうなるか。

一方でディフェンス面ではリーグ有数のコンビとなれる能力を誇る2人。

ここ数年は2人とも全盛期のようなモンスターディフェンスは見せていませんが、元々はディフェンスで驚異的な存在感を示すタイプで、センターからガードまで守れるだけでなく、リムプロテクション、ヘルプ、スティールとなんでもできるのが魅力です。

この2人はオールスイッチで守れて、2人いることでどちらかがアウトサイドに引き出されても、もう1人をゴール下に置いておけるのでイーストの他チームにとってはかなり厄介になります。

加えてヒートにはダビオン・ミッチェルがおり、この3人を並べることで非常に強力なディフェンスユニットを形成することが出来ます。さらに3人ほど強力ではないですが、ウィギンズもディフェンス力があり、ウィギンズをかなりエースキラーとして使いやすくなりました。

まだロスターの人数も足りていないので、この先獲得する選手にもよりますが、かなり強烈なディフェンシブチームを作ることが可能になりました。出来ればシューターを1,2枚、ガード寄りのウイングを1枚、スペースを作れるシューティングビッグも欲しいところ。ヤニスとアデバヨでコアは決まっているので、それなりの選手を獲得出来ればいいでしょう。

これで待望のスーパースターを手に入れたヒート。スポルストラもスターのいるチームには慣れており、手腕の心配はないでしょう。ただ、オフェンス面での調整は必要になってくるので、そこをうまくやれるかどうか。単純にアデバヨをシューティングビッグのような役割にしてしまうと勿体ないので、ポジショニングやプレーコールでしっかりと2人を最大化できるかどうか。今まで以上にスポルストラの手腕が問われることになりそうです。

 

13年間のヤニス時代を終え、再建に入ることになったバックス。まずは獲得した選手を見ていきましょう。

ヒーロー

20.5点 4.8リバウンド 4.1アシスト

FG 48.0% 3P 37.8% TS 60.2%

ハケスjr

15.4点 5.0リバウンド 4.7アシスト

FG 50.7% 3P 31.7% TS 57.0%

ウェア

11.1点 9.0リバウンド 1.1ブロック

FG 53.0% 3P 39.5% TS 61.6%

ヤクチョニス

6.2点 2.6リバウンド 2.6アシスト

FG 42.9% 3P 42.3% 61.4%

こんな感じになります。1番驚いたのはヤクチョニスのシューティングが思ったよりもよかったことです。53試合で平均17.8分なのでそれなりに信頼していい数字に見えます。ヒーローはまぁ言うまでもなくいい選手なのですが、4人ともチームの大黒柱としてエースに据えるのはちょっと物足りない感じで、他にエースを連れてきたくなります。

それでもいい選手たちなのは間違いなく、シューティングビッグとしても働けるところを見せたウェアに、昨季いきなり得点面で開花したハケス、PGとして将来を期待したくなるヤクチョニスとエースを1枚獲得出来れば面白い布陣になりそう。

一方でバックスにはロリンズとKPJがいますが、ここはどっちか、もしくは両方整理したいところ。今ドラフトには良いガードがたくさんおり、10位と13位を持っているバックスはガードを指名できるのがほぼ間違いないので、ヤクチョニスの成長を考えても、KPJやロリンズのようなタイプの選手の需要は低いです。ただ売れるかどうかとなるとちょっと微妙で、ロリンズは引き取るチームがありそうですが、KPJはちょっと厳しそう。

まぁバックスに関してはHCにジェンキンスを起用しており、ドラフトで核になれる選手を連れてきて、育成しつつという感じになるのはずなので、周りの選手たちも育成を邪魔しないことが求められます。ウィザーズでプールと好き勝手やっていたクズマなんかは心配ですが、まぁここも売れる感じでもなさそうなのでね。

ということでバックスに関してはこの後ヒーローを売りに出すのか、ドラフトで誰を指名するのか、ターナーやクズマをどうするのかなど、この後の動き次第。FAで人気というチームでもないので、このままヒーローを中心にチームとして基盤を作りつつ、ドラフトで指名したエース候補をじっくり育てていく形になるのかなと。多少大きいサラリーの選手を抱えておかないとまずいって言うのもあるしね。ロッタリー制度が変わったので、それなりに勝てる方が都合いいっていうのもあるし。

 

 

ということでようやく決着したヤニスのラン。バックスはセルティックスのブラウン+2枚の1巡目を蹴ってヒートのオファーを受けたということで、完全に指名権でやり直したい感じが伝わってきます。そのためのジェンキンスでもあると思うので、多少時間をかけての再建になりそうです。一方でヒートはヤニスとアデバヨにオールイン。アデバヨ28歳、ヤニスが31歳と時間的にそこまで余裕があるわけではありません。来シーズン最低でも優勝に近い位置まではいくことがマストであり、優勝以外は失敗となります。

 

ウルブス1年史25-26 プレーオフ1回戦 @ナゲッツ ゲーム5

エドワーズとディビチェンゾを失ったウルブス。ナゲッツもワトソンとゴードンというスターター2人が欠場ですが、さすがにエースがいないのは厳しそう。さらにナゲッツは3連敗してのホームゲームなのでさすがに気合を入れて臨んできそうなので、ウルブスは誰がステップアップできるか。

 

MIN 113 - 125 DEN

 

さすがに、さすがに厳しかったウルブス。終始ナゲッツのペースで試合は進んでいましたが、それでも前半はハイランドの3P3本、ランドルが14点、などでなんとか1ケタ差で折り返しますが、後半徐々に力負けしていきました。試合を通じて25ターンオーバーから35点を奪われ、ペイントでも62失点。ナゲッツに16スティールも記録され、完敗。バッドディフェンダー発言と、ゲーム4終盤のレイアップによって大ブーイングを浴びたマクダニエルズもずっとイライラしており、ファウルトラブルに加えてキャッチミスなどミスが多く、全くいいところなしでした。ポジティブな点を挙げるとすれば、このメンバーでも113点は奪えたことです。これであればターンオーバーを減らしていけばそれなりに戦えそう。あんまり書くことはないのですが、ゲーム6に向けての話など軽く触れましょう。

 

ナゲッツオフェンス

この試合ウルブスが厳しかっただけでなく、ナゲッツオフェンスもさすがに改善を見せました。

キャム・ジョンソン 36分

18点 FG 8/13 3P 2/7 6リバウンド 

5アシスト 3スティール

スペンサー・ジョーンズ 37分

20点 FG 7/9 3P 4/5 3リバウンド

3スティール 3ブロック

この2人の活躍が出てきたナゲッツ。ヨキッチが16アシストを記録しているようにヨキッチからの展開が機能しました。試合序盤からヨキッチとジョンソンのハンドオフからキャム・ジョンソンのドライブが決まったりと、明らかにヨキッチとマレーのプレーを減らしてきたナゲッツ。マレー自身は24点は取っていますがFG 39.1%に3P 2/6と決まっていませんでしたが、代わりにスペンサー・ジョーンズが決めまくりました。

ここまでの試合ではウルブスのドスンムのようなXファクターが出てくる気配のなかったナゲッツでしたが、追い込まれたこの試合でスペンサー・ジョーンズが大爆発。チームとして35アシストを記録したようにオフェンス面でかなりの改善を見せました。

ここまでヨキッチ相手に頑張れていたゴベアでしたが、さすがにボールを散らされると守れなくなります。この試合でヨキッチは27点12リバウンド16アシスト、さらに2ブロック3ターンオーバーと3Pが1/4だった以外ほぼ完ぺきな内容となりました。ナゲッツはこのオフェンスを続けられれば3連勝も現実的に見えてきますが、ベンチメンバーは軒並みマイナスを記録しており、スターターで戦わなければならないようだったのが不安点。その証拠にこれだけずっとナゲッツペースで進んでいて、終始リードしていたにも関わらずヨキッチ37分、マレー38分、ジョーンズ37分、ジョンソン36分とスターターの時間が長めに。今はスターターで勝っているのでいいのですが、苦しくなった時にどうするかが見えません。ヨキッチ&マレーの形に戻りそうな匂いがプンプンします。ウルブスの勝ち筋としてはここかもしれません。

 

ピンチはチャンス

主力の離脱でピンチなことは変わりないウルブスですが、一方でチャンスが巡ってくる選手もいます。それがシャノンとクラーク、そしてハイランド。クラークについては今シーズンで契約が切れる状況。シャノンについては26-27のチームオプションは行使されていますが、27-28シーズンの契約については未定。

ドスンムも契約は切れますが、このシリーズの活躍を見るとウルブスは多少無理してでも残すでしょう。2巡目を4つも出して獲得しているのでね。ハイランドに関しても完全にローテーション入りしているので契約は貰えそう。安く契約できるならだけど。

ということでこの試合でもシャノンが13分、クラーク11分とそれなりの出場時間を貰えました。シャノンに関しては15点を奪っており、エドワーズがいないなかでスコアリングで存在感を見せてほしい。クラークに関してはマクダニエルズがメンタル的にちょっと不安定で、ファウルも多くなっているので、マレー担当の仕事が増えるかもしれません。

シャノンとクラークにとってはアピールする大チャンスが巡ってきたわけですが、プレーオフのこの局面でしっかりとプレーすることが出来るか。両チームテンションも高いし、精神的にもタフな試合になりそうなゲーム6でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。彼らにとっても、チームにとっても2人が活躍することは大きな意味を持ちます。

 

リード

このシリーズかなり苦しんでいるリード。攻守両面で苦しんでいます。

リード ゲーム5まで

22.8分 10.0点 FG 43.5% 3P 31.6% TS 51.4%

7.0リバウンド 1.6アシスト 1.8ターンオーバー 

OffRtg 114.5 DefRtg 111.7

NBA Statsでオンオフが出ていなかったので、レーティングだけですが、平均10点でTS 51.4%はちょっと酷い。元々プレーオフでプレーレベルが上がるタイプの選手ではなく、平均得点そのものは去年、一昨年のプレーオフでも10点前後と今シーズンとほぼ同じ数字なのですが、精度の面でかなり下がっています。

FG%、3P%ともに大きく数字を下げており、FTまでもが今プレーオフでは66.7%と全くシュートが入っていません。TS%で言えば去年は64.5%で一昨年が56.9%と51.4%はレギュラーシーズンと比べてもルーキー時代以来の低さです。まぁたった5試合のスタッツなのでそこまで気にしなくてもいいのですが、シュートが入っていないことは明らか。リバウンドは増えているのですが、その分トランジションに走ることが少なくなり、イージーなシュートが減っているのも影響しているかもしれません。

ドスンムが活躍しているので、そこまでリードにマークが集中しているわけではないのですが、シュートを躊躇したり、判断のところで迷わされている感じ。

ディフェンス面では完全にヨキッチにボコボコにされていて、ファウルで止めるしか手段がないように見えます。重さはあるリードなのですが、重心が高いのかフィジカルファイトに弱く、簡単に押し込まれてしまいます。さらに最後まで止めに行く姿勢はいいのですが、シュートチェックがそこまで上手くないのでアウトサイド側でもファウルになる事が多々。相手のイージーレイアップに手を出してAnd1を献上するシーンもあり、せめてちゃんとシュートは止めてほしい。

ディフェンスで穴になることはわかっていたのでまぁ仕方ないのですが、それはオフェンス面でメリットを生み出すからこそ。シュートをきっちり決めてくれればヨキッチやゴードンを引き出すことが出来るし、ナゲッツもちょっとはリードに対して考えることができるのですがね。

まぁ5試合くらいだったらシュートが入らない試合があってもおかしくはないのですが、ゲーム6。この大一番でしっかりと活躍することが出来るか。25Mの仕事をしなければなりません。まぁクリスチャン・ブラウンも25Mなので、25M選手のどちらが仕事するかがカギになりそう。

 

ということでまぁ仕方ない敗戦となったゲーム5。ウルブスにとっての本当の大一番は次のゲーム6です。コンリーがマレーに狙い撃ちされていたこともあり、スターター変更なども考えなければなりません。ドスンムがしっかりとPGをやってくれているのでシャノンをスターターにしてアタックしてもらうのも一つの手です。それかアンダーソンでビッグラインナップにするか。ハイランド、はちょっとスターターにするには怖すぎるしね。

前半から色んな選手を細かく起用していって、調子のいい選手で後半勝負を出来るといいのですが。フィンチが腹をくくって総力戦に打って出られるかどうか。スターター3人にドスンム、リード、ハイランド、シャノン、クラーク、コンリー、アンダーソンと10人ローテで回していき、元気な選手でハードワークとハッスルで上回りたい。ナゲッツがスターター酷使っぽいので、フレッシュさでアドバンテージを取れれば十分に戦えるでしょう。

1回戦を勝ち抜けばエドワーズの復帰も見えてくるらしいので、なんとか頑張ってホームでのゲーム6を取りたいウルブス。ここを取れないとかなりナゲッツ有利になってしまいます。ドスンム以外の誰がステップアップするのか。個人的にはリードの大爆発を期待したいところですが、中々プレーオフの大事な試合でリードが活躍する姿を想像しづらいのも事実。

全員のハッスルとステップアップが必要なウルブス。ここで誰がチームの救世主となるのか。お互いに対策はある程度理解しているなかで、エドワーズとディビチェンゾの離脱はナゲッツ側にとっても不確定要素が強くなります。波乱を起こせるかウルブス。チームとしての成長を見せる試合になるでしょう。

 

 

ウルブス1年史25-26 プレーオフ1回戦 @ナゲッツ ゲーム4

ホームでのプレーオフ初戦を無事に勝利し2勝1敗としたウルブス。このまま王手と行きたいところですが、この試合ではウルブスに大きな試練が襲い掛かります。ゲーム4を落とすとナゲッツのホームコートアドバンテージが復活してしまう状況で、再びドスンムがチームを救うことになりました。

 

DEN 96 - 112 MIN

 

ゲーム3とほぼ同じスコアで勝ち切ったウルブス。かなり難しい試合にはなりましたが、ホームでの2戦を連勝とし、王手をかけてデンバーに向かうことになります。

試合はまず開始1分でディビチェンゾが足を痛めて下がります。結果ディビチェンゾはアキレス腱断裂の大けがでシーズンエンド。今シーズン自身初の82試合出場を記録したディビチェンゾですが、ここで25-26シーズンが終わることになりました。さらにウルブスの困難は続き、エドワーズがブロックに飛んだところで左ひだのハイパーエクステンションでロッカーへ。エドワーズも数週間の欠場になることが後に発表されます。エースを含めてスターター2人を失ったウルブス。

さらにマクダニエルズがファウルトラブルで11分の出場に留まり、さすがに厳しい展開になるのですが、前半ドスンムが16点、リードの11点があり、ディフェンス面で頑張ったウルブスが4点ビハインドで試合を折り返します。1Qはゴベアをヨキッチ合わせなのか12分フル出場でしたが、それなりにやられていたので途中ランドルにスイッチしたりします。柔軟性のあるフィンチ。ナゲッツが相変わらず3Pが決まらないので助かった。後半はディビチェンゾとエドワーズのところにコンリーとドスンムを入れてスタート。

ウルブスはファウルが増えますが、ディフェンスでハードに戦えている証拠。ということで3Qランドルとドスンムがそれぞれ12点。ハイランドとドスンムのバックコートペアでトランジションアタックから逆転にまで行きます。4Qクラッチ勝負になるとさすがに厳しいかと思いましたが、まず4Qコンリーがハーダウェイの3Pに素晴らしいコンテストでミスを誘うと、マクダニエルズと2人でマレーからボールを奪い速攻。

なんとかリードを保ちつつ残り5分まで耐えると、ここからドスンムがマレー相手のアタックに3Pでもう一度2桁まで押し返します。ここでナゲッツはターンオーバーが出たのが痛かった。ウルブスもかなりオフェンスで困っていたので、助けてしまった形に。そのまま試合は終わりますが、最後の最後マクダニエルズが余計にレイアップを決めるとヨキッチがブちぎれて走ってマクダニエルズに詰め寄ると、乱闘に。これでランドルとヨキッチが退場になります。なんとも最後にひと悶着ありましたが、エドワーズとディビチェンゾを欠くなかで見事な勝利。

 

スーパードスンム ver 2.0

ゲーム3での活躍でびっくりしたドスンムでしたが、この試合では苦しい展開のなかでもう1段階ステップアップ。文字通りチームを勝たせる活躍を見せました。

ドスンム 42分 43点

FG 13/17 3P 5/5 FT 12/12

4リバウンド 1アシスト 1ターンオーバー

いや、素晴らしいというほかない数字です。43点は持ちろん、高確率でシュートを決め続けました。それもこの試合では3Pをミスなしの5本成功。さらにFTも12本貰って全て成功。

エドワーズが怪我で2Q途中でいなくなった所から一気にスコアリングモードに入ると、最後のクラッチシチュエーションでもドライブアタックに、ディープ気味の3Pをハーダウェイ越しにヒットし試合を決めました。

ゲーム3で9アシストとチームのオフェンスをリードしたと思ったら今度は43点で完全なエースムーブ。エドワーズとディビチェンゾの怪我でかなり怪しくなったウルブスでしたがスーパードスンムが全てを解決してしまいました。ただドスンムは素晴らしく、ウルブスも勝てたのでいいのですが、この活躍をされてしまうとオフシーズンの契約延長が怖くなります。ただコンリー問題でずっと悩んでいたウルブスにとって、全く違う形でそこを解決してくれたドスンムは貴重。まぁオフシーズンのことはシーズンが終わってから考えるとして、今はただドスンムを称賛しましょう。

 

コンリーとアンダーソン

主力の怪我で出番が増えたアンダーソンとコンリー。ここまで安定して出番があったわけではありませんでしたが、ベテランらしくエマージェンシーでもしっかりとしたプレーを見せました。

2人の出場時間 G1/G2/G3/G4 (レギュラーシーズン平均)

コンリー 10分/4分/1分/20分 (18.4分)

アンダーソン 7分/4分/5分/3分 (19.1分)

思ったよりアンダーソンの出番が少なかったですが、ハイランドのシュートがそこそこ入っているのと、ドスンムの好調さを考えたらまぁこんなもんか。一方のコンリーは初戦で10分の出場時間があったものの、そこからは4分、1分とゲーム3はガベージタイムだけの起用に。しかしエドワーズとディビチェンゾの離脱でゲーム4では20分の出場に。

この2人がしっかりベンチから出てきて仕事をしてくれるのは今のウルブスにとってはかなり大事。実際ゲーム3ではナゲッツがゾーンにしたタイミングでアンダーソンが出てきてハイポストで中継役をしてくれたし、コンリーはこの試合で5点4アシスト2スティール。勝負所でマレーに対してのトラップからスティールも決めたし、ナゲッツが主力主力となっているのと対照的にウルブスは多くの選手を使えています。

エドワーズとディビチェンゾの離脱でますます役割の大きくなりそうなベテラン2人。ロッカールームでの存在感も含めて、ドスンムと共にTDLでの補強が効いてくるかどうか。

 

ウルブスの受難

アウェイでの勝利から2連勝と波に乗るウルブスを襲ったのは主力2人の怪我でした。ディビチェンゾはアキレス腱を断裂しシーズンエンド。来シーズンも大部分をリハビリに費やすこととなり、長期間の離脱になります。

一方のエドワーズは膝の過伸展と前から苦しんでいたランナーズニーでの離脱。ずっと頑丈だったこの2人が離脱することはウルブスにとってエースとスターターの欠場以上の意味を持ちます。

レギュラーシーズンで2人で平均40点を稼いでいたことに加えて、ディビチェンゾが平均7.9本、エドワーズが平均8.4本の3Pを放っており、ここが無くなるのがかなり痛いです。

この辺はリードの奮起に期待。ハイランドとドスンムは割とプルアップも売ってくれるので、リードでどれだけアウトサイドからオフェンスを組み立てられるか。対ヨキッチという面でもリードでヨキッチをアウトサイドまで引き出すことは大きな意味を持ちます。

しかし一方でエドワーズとディビチェンゾ離脱後もしっかりと勝ち切れた事を考えると次のゲーム5は中1日でデンバーへの移動もあるので、ウルブスが大きく変化をするとしたらホームに戻ってくるゲーム6と考えた方がいいでしょう。ゲーム4でドスンムが42分出場しており、さすがに疲れもあるでしょうから、勝てるに越したことはないですが、ゲーム4の後半と同じようにスターターはコンリーとドスンムにしておいて、次の試合は今まで通りの戦い方でいいと思います。もし負けたとしても本番はゲーム6と考えたほうがいいかも。

もし劣勢になるとしたら今まで使っていないシャノン、クラーク辺りを使っておいて、ドスンムや主力のプレータイムは抑えめにし、元気な状態でゲーム6に向かいたいところ。

今シーズンディビチェンゾは82試合に出場しているし、エドワーズも60試合出場とウルブスは2人がいない戦いに慣れていないので、どうなるか。

 

 

ということで3勝1敗と王手をかけたウルブスですが、主力2人の離脱という大きな痛手を負ってしまいました。ただ3連敗しなければいいと考えれば突破の可能性は十分にあります。ドスンムが大きくステップアップしていることも含め、ゲーム5ではなんとか勝ち筋を見出したいところ。ナゲッツに関してはエドワーズがいないウルブス相手になるのでかなり楽にはなりましたが、それでも追い詰められていることに変わりはありません。ウルブスの本番はゲーム6だとしてもゲーム5であまりにも一方的な展開になるとシリーズの流れが変わってしまいます。

ウルブス1年史25-26 プレーオフ1回戦 @ナゲッツ ゲーム3

アウェイでの勝利で1勝1敗としターゲットセンターに戻ってきたウルブス。ナゲッツはゴードンが欠場、ウルブスはこのホームゲーム2試合を取れればかなり楽になりますが、エドワーズの足も2日空いたのでしっかりトリートメント出来ているでしょう。ナゲッツはホームでの試合を落としているのでアウェイでの勝利が必須。

 

DEN 96 - 113 MIN

 

まさかのウルブス快勝。試合前には全く想像できないような展開でウルブスが2勝1敗とリードすることになりました。まずは2日空いたので試合開始から元気な両チーム。ですがナゲッツのオフェンスはヨキッチヨキッチとなっています。ゲーム2ではそこの終盤で負けたのに、試合序盤からヨキッチが攻めなければいけないナゲッツ。ウルブスは集中力も高く、ディフェンスでナゲッツに襲い掛かります。しかしエドワーズが1Qで2つ目のファウル。その後もファウルトラブルに悩まされます。エドワーズがいなくなったウルブスですが、なんと1Qナゲッツに11点しか緩さず14点リードを作るとその後も10点以内に追い上げられることなく完勝となりました。

まさかまさかの大勝利。何が起こったのか見てみましょう。

 

スーパードスンム

ファウルトラブルになったエドワーズの穴を埋めたのはドスンムでした。それも今までに見たことのないような姿でチームを救いました。

ドスンム 32分 25点

FG 10/15 3P 0/3 FT 5/6

3リバウンド 9アシスト 2ターンオーバー

TS 60.9% OffRtg 119.7 +11

いや、純粋に素晴らしかったドスンム。ただ3Pが入ったとか、乱発して特異点を奪ったとかそういうこともなく、高確率で2Pを決めまくり、さらに9アシスト。完全にチームの主役としてウルブスのオフェンスの中心にいました。

ショットチャートを見ると、3P以外はすべてペイント内でのシュートとなっており、文字通りナゲッツのディフェンスを切り裂きました。

加えてディフェンスでもマレー相手に頑張っており、攻守両面で試合を決定づける活躍を見せました。

得点面では自らのドライブだけではなく、お得意の1人速攻でナゲッツの3Pが決まった後に1人でカウンターを決めたり、オフボールのカットプレーからのレイアップを決めたり、多彩なオフェンスを展開しました。25点を奪ってチームトップの得点ではあるものの、ドスンムがダムダムボールを持っていたわけではなく、しっかりと捌いてから貰い直してのアタックが効いていました。そのお陰もあってチーム全体で31アシストを記録。

ディビチェンゾも7アシスト、スターター全員が3アシスト以上を記録しているように素晴らしいボールムーブを生み出しました。この活躍が続くかは別として、ちょっと対価を払いすぎたようにも見えたドスンムのトレードでしたが、ドスンム自身が自分の勝ちを証明することになりました。エドワーズの大活躍がなくても勝ち切れたことはこの先のシリーズでもかなり効いてくるでしょう。

 

ナゲッツオフェンス

僅か96点に留まったナゲッツオフェンス。ウルブスはもちろん高い集中力で戦えていたし、ドスンムの活躍にはケチのつけようはないのですが、それ以上にナゲッツのオフェンスの問題が浮き彫りになってしまいました。

ヨキッチ&マレー (チーム全体)

43点(96点) FG 12/43(28/82)

3P 2/15(8/32) FT 17/18(32/40)

ほとんど半分近くの数字をヨキッチとマレーだけで記録しています。ここにハーダウェイを足すとチームのオフェンスの半分以上がこの3人でやっていたことになります。

その上でヨキッチは27点15リバウンド3アシストとアシストこそ少ないものの、これだけ1人でやらなければいけない中ではしっかりとやり切りました。FGが26.9%で3Pが1本も入らなかったのが敗因ではありますが、それ以上にヨキッチとマレーにやらせ過ぎました。

もちろんヨキッチのチームではあるのでヨキッチを中心に組み立てることは間違ってはいないのですが、USG42.7%はやりすぎです。ほとんどウルブス相手に1人で立ち向かったヨキッチ。さすがのヨキッチでもこれじゃ厳しい。ウルブスが結構色んな選手を細かく使っているのもあり、次戦以降に変化をつけないとかなり厳しいシリーズになりそうに見えてしまいました。ハーダウェイはこれがお仕事なのでいいとして、マレーのところも単純なハンドオフツーメンゲームだけではさすがにウルブスのディフェンスも慣れてきてしまいます。

 

8人ローテ

この試合はがちがちの8人ローテで戦ったフィンチ。前半はスターターの他にリードが8分、ハイランドが7分、ドスンムが15分となっています。

9人目が出てきたのは4Qナゲッツがゾーンにしたタイミング。アンダーソンかコンリーが必要になった時間にしっかりとアンダーソンを使ってきたフィンチ。リードの出来がかなり悪かったこともありますが、相手のディフェンスを見て選手交代で解決しにいくフィンチは新鮮。いつもは頑張りでどうにかしようとするタイプなのですが、このシリーズのフィンチは人が変わったよう。

とは言ってもハイランドを長く使うのは怖いし、リードの調子もなかなか上がってこない、コンリーもちょっと長く使えない、などといったネガティブな理由ではありますが、プレーオフに入ると少人数ローテ固定で戦っていたフィンチが9人目10人目の選択肢を持っているというのは大きい。この先困ったらシャノンやクラークなんかも出番が巡ってきそうですが、しっかりと準備をしてチャンスをモノにできるか。今シーズンの話ではないですが、この2人も契約を勝ち取るためにしっかりとアピールする必要があります。

 

ホームに帰ってきて無事に2勝目を挙げたウルブス。ゴベアがヨキッチ相手に頑張れているのも大きいですが、それよりもヨキッチを孤立させているのが勝因です。しかしナゲッツ側の問題でもあるので、改善してきた時にどうなるか。アデルマンが改善できるのかはちょっと疑問が残りますが、さすがに連敗となればなにかしら手を打ってくるでしょう。そこでウルブスとフィンチはアジャストしてくるのか、できるのか。