下位との対戦が続き連勝で調子を取り戻した感のあるウルブスですが、この日はサンダーとの首位攻防戦です。
前回は大敗を喫したサンダー戦ですがホームでの試合は落としたくない。勝負の鍵はリーグで最も多く相手からターンオーバーを引き出しているサンダーとリーグで3番目にターンオーバーの多いウルブスなので、ウルブスがいかにターンオーバーを抑えられるかが1番の鍵になるでしょう。加えてサンダーがアウトサイドをしっかりと決められるかどうかも展開を左右します。
お互いにフルメンバーのスターターで試合は始まります。
ウルブスはSGAにエドワーズ。ホルムグレンにマクダニエルズをマッチアップさせ、ゴベアがギディ、KATがドルトと前戦からガラッとディフェンスを変えてきました。
ですがウルブスは最初のオフェンス3回で2つのターンオーバー。ディフェンスでもSGAのドライブ2本、ホルムグレンの3P、ギディのミドルと連続してやられていきます。
ターンオーバーが經らないウルブスは開始5分でターンオーバーから8失点と完全にサンダーのディフェンスにハマっています。エドワーズがドルトを剥がせないのでオフェンスで起点が足りません。KATの頑張りどころなんだけどな。
ゴベアのスクリーンファールで5つ目のターンオーバーとなった所でKATからナズにスイッチ。
これでオフェンスはある程度改善しましたがSGAにカウンターを食らうなどで点差が縮まりません。タイムアウトを挟んでナズとKATを並べるとゾーンにするウルブス。サンダーはドライブからキックアウトをしっかり決めており、インサイド、アウトサイドでバランスよくオフェンスができています。
しかしナズの3Pからカイルもコーナー3Pを決め、SGAのターンオーバーを誘うとエドワーズがジョー相手にポストアップでand1とし9-0のランで追いすがります。
このランのお陰で30-24とし1Qは終了します。やはりターンオーバーに気をつけないと一気にいかれそうなウルブス。サンダーのが1枚上手って感じが拭えないここまでの展開になっています。
2QになるとマクラフリンがPGになります。マクダニエルズが長さを上手く使って得点し、ナズ、KATにやられた所でサンダーのタイムアウト。ビッグマンにやられるのを嫌がったのか。
タイムアウト明けお互いにターンオーバーになるとダグノートがノーコールに対して抗議しテクニカル。NAWの完全なキックボールも見逃されちょっとホーム寄りすぎる笛になってくるとナズのレイアップでウルブスが逆転します。
いい味を出してるマクラフリン。ジェイリン相手と見るとドライブからリバースレイアップを決め、NAWのドライブに対してはしっかりコーナーで中継してナズの3Pに。
さらにショットクロックギリギリでステップバック3Pも決めるマクラフリン。するとマクダニエルズからエドワーズに交代しツービッグとコンリー、マクラフリン、エドワーズとしました。
完全にマクラフリン劇場になってきた試合は、SGAがコンリーを簡単に抜くもマクラフリンがカバーしミドルが落ちると、オフェンスで再び3Pを決め6点リードとなります。
KATを戻したウルブスですが連続ファールで一旦流れが止まります。
ホルムグレン連打のサンダーとエドワーズから展開するウルブス。
結局57-54で前半は終了します。
前半だけで個のターンオーバーから20失点を喫したウルブスですが、笛にも助けられましたがオフェンスリバウンドを頑張り3点差で折り返せたのはポジティブに見てよいでしょう。一方のサンダーは、SGAが得点と活躍したものの展開的にはロースコアに持っていかれ、アウトサイドが決まりきっていないのですが、それでもウルブスに対してディフェンスで互角以上にやり合いリードして後半へ向かいます。
後半が始まるとお互いマクダニエルズのコーナー3P、ドルトのドライブが決まり、この試合は初めてのKAT-ゴベアラインで同点になります。
マクダニエルズがホルムグレンのドライブに対して4つ目のファールを吹かれるとチャレンジするフィンチ。しかしこれに失敗してマクダニエルズはベンチへ下がります。
しかしエドワーズのハンドラープレイから上手に展開していくウルブスオフェンス。ディフェンスではサンダーの3Pが入らない時間に加えて暑いインサイドカバーでリードを奪います。
ホルムグレンのブロックに対してファールを吹かれるとサンダー側のチャレンジ。これは成功します。
しかしナズが乗ってきたウルブスはナズの連続3Pが決まると、SGAのミドルも落ち始めたサンダーに対してNAWの3P、エドワーズのドライブで一気に12点差と今日最大リードになります。
結局9点リードの74-83で最終4Qへ向かいます。
SGAに対してミドルは打たれてもチェックに行ければオッケーな守り方をしていたウルブス。インサイドはサイズで、アウトサイドはガード、ウイング陣が頑張って追いかける形でこのQサンダーを17点に抑えました。
この試合は常にツービッグで自分たちの長所を出す戦い方を出来てるのが良いね。
4Qマクラフリンが入っていますが、今日はマクラフリンを長く使いすぎないフィンチ。
試合はディフェンスディフェンスの展開になっていきます。お互いにシュートがなかなか入らない中で4分でマクラフリンを下げエドワーズ投入。
ターンオーバーも多いウルブスとアウトサイドが決まらないサンダー。先に抜けたのはSGAのミドルとドルトの3Pが決まったサンダーでした。エドワーズからターンオーバーも引き出し4点まで差を詰めてきます。
ここにきてまたターンオーバーが増えてきたウルブス。連続ターンオーバーからSGAに決められ試合は1点差に。ウルブスはエドワーズがC&Sを打たないことで歯切れが悪くなってる感じ。そもそも今日はアイソの場面でもプルアップあんまり打ってないもんね。
同点になり残り2分になるとようやくドライブから決めるエドワーズ。しかしサンダーもドルトがKATからファールドローし5つ目を引き出し再び同点に…1本外してなりませんでした。
しかしマクダニエルズの3Pが外れると、SGAがそのマクダニエルズ相手にステップバック3Pを決めサンダー2点リードに。
その後コンリーの3Pが外れてファールゲームに。しっかり2本決め3点差にしたサンダーに対して残り15秒にかけるウルブス。
ナズがドライブからテンディングを誘い残り8.3秒で1点差サンダーボール。ファールをしジョーが2本きっちり決めるとタイムアウトがないウルブスは残り6.6秒でエドワーズがボールを運び3Pを狙いますがこれにファールしてしまったサンダー。
しかしエドワーズが2本失敗するとわざと外して同点を狙いますがリングに当たらず失敗し勝負あり。102-97でサンダー勝利に。