ウルブスファンの独り言

NBAの試合やニュースについて思い立ったら書いていきます。

'24 プレーオフ 1日目

大混戦だった今シーズン。最後の最後まで対戦カードが決まらなかったので、1回戦の各カードについて、1日目の試合と2日目の試合に分けて簡単に一言ずつ書いていってみましょう。

ちなみにあんまり見てないチームも多いよ。

 

 

ORL (5) - CLE (4)

今シーズンまさかのストレートインを果たしたマジック。シーズン序盤に勝ちまくり上位シードもあり得るかに思われましたが、結局は5位でプレイオフに。キャブスは去年と同じく4位でシーズンを終えました。年明けに馬鹿みたいに勝ちまくった一方で主力が全員戻ってくるとなんとなくチグハグな感じが出てしまい失速しました。

レギュラーシーズンの勝敗は2勝2敗のタイで、お互いにホームとアウェイで1勝づつ、キャブスが勝った2試合は120点以上を奪っており、両チームともDefrtgがリーグでTop10に入っているもののキャブスはどちらかというとシュート力を中心に勝ってきたのでマジックとしては120点が1つの目安になるのかなと思います。

ディフェンシブな戦いになるとマジックが有利、シューティングの試合になるとキャブスが有利。

キャブスはビッカースタッフの采配に信じられないところがあり、勝っていた時期は主力がいないこともありいろんな選手を使いながら特定の選手だけに頼らず戦えていたのですが、プレイオフに入りミッチェルとガーランドに全振りのような形になりそうなのが苦しい。

一方でマジックもHCと多くの選手がプレイオフ初進出なので、今シーズンバンケロ、ワグナーを中心にアイザック、サッグス、イングルス、ハリス、アンソニー等層の厚さを武器に戦ってきましたがこちらもプレイオフに入り主力酷使になりそうなのが困った。

キャブスは結果次第ではミッチェルを失う事にもなりかねず、ビッカースタッフの首も怪しくなってきます。若手が多いマジックはこのプレイオフでどの選手を残すのか、HCは信じられるのか。等色んなことを試していけるシリーズになりそうです。

結果このシリーズはどっちのHCがベンチメンバーを信じきれるのか。が1番の焦点になるのかなと。その点で見ると主力酷使に走りそうなビッカースタッフに対して、まだ未知数なモズリーを信じてみたくなります。

 

 

PHX (6) - MIN (3)

今シーズンのサプライズチームの一つであるウルブスはレギュラーシーズンで3連敗と1回も勝てなかったサンズとの1回戦になります。一方のサンズはオフにビールを獲得しブッカー、KDとともにBIG3を結成し開幕前は優勝候補と言われたこともありましたが、一時プレーイン争いまで落ち、なんとかシーズン終盤になって調子を上げ、6位でのプレーオフになります。

レギュラーシーズン全敗のウルブスですが3試合ともエドワーズが20点以下に抑えられており、サンズディフェンスを全く突破できていません。さらにアシストの数も伸びておらず、人数をかけて守られているのに展開できずにオフェンスで苦しくなってしまっています。

KDがマクダニエルズをあんまり苦にしていないのもあり、唯一エドワーズとのマッチアップの時間が多かった最終戦以外は高確率でシュートを沈められています。最終戦の印象が強い両チームなので、ウルブスは思い切ってエドワーズをKD担当にするのもありかもしれません。加えてBIG3のツーメンゲームから始まることの多いサンズオフェンスにドロップで守るゴベア弱点が露呈してしまっているのですが、今更ゴベアの守り方を変えるわけにはいかないので、どれだけウイング陣がついていけるかがカギでしょう。

サンズは上にも書いた通りKDがマクダニエルズをあまり苦にしないので、マクダニエルズがついてきたらKDは高確率で決められるはずなので、ツービッグに対してヌルキッチ、ユーバンクスらインサイド陣がどれだけ頑張れるか。最終戦もゴベアにオフェンスリバウンドを連続で奪われウルブスにペースが行く時間もあったので、ここは改善が必要です。

しかしRSは3連敗のウルブスですが、今季のウエストで最後まで首位争いを演じ、3位でプレーオフに進出してきた事を考えると7戦シリーズでも層の厚さ、ディフェンスの良さで勝ち切りそうです。ウルブスが負ける展開としては最終戦のイメージを引きづって入ってしまい、初戦に負けてしまうと経験不足なのもあり、一気にサンズに連勝されると厳しくなりそうなので、1戦目の勝敗がかなり大事になりそうです。

 

PHI (7) - NYK (2)

まさかまさかの2位シードに滑り込んだニックスとまさかのプレーイン落ちとなったシクサーズ。今シーズン序盤は例年通りのニックスって感じだったのですが、トレードでアヌノビーを獲得して以降アヌノビーの驚異的なディフェンスに支えられチームとしてディフェンスが強化されていったニックス。

さらに一皮むけた感じのあるブランソンがランドルからエースの座を奪うような活躍を見せ、1月末から怪我で欠場していたランドルの不在を感じさせない戦いを繰り広げてきました。

一方のシクサーズはニックナースをHCに据え、変革を狙ったシーズンになりましたがエンビードの欠場が多く、マキシーがMIP候補になるほどの活躍は見せたものの中々エンビードの穴を埋めることはできませんでした。一応初戦からプレーするであろうエンビードですがどれだけの強度でプレーできるかは不透明です。

激しくフィジカルに戦うニックス相手にエンビードのプレー強度があがらなければかなり難しいシリーズになることは間違いなく、もし欠場なんて事になればニックスがかなり有利になる事でしょう。

シクサーズはシーズン途中にヒールドをペイサーズから獲得しましたが、そのヒールドもエンビードが居てこその補強な感じもするので全てはエンビードの健康にかかっているといっても過言じゃないでしょう。

ニックスはブランソン、ハート、ディビチェンゾとビラノバコネクションを揃え、全員でハードワークしながら力強いバスケットを展開していくでしょう。シーズン終盤にはマクブライドも台頭してきており、ボグダノビッチも獲得した事でガード陣の層はかなり厚くなりました。

シボドーはブランソン、ハートを酷使する傾向にあり、強度が高まるプレーオフでどれだけ2人が息切れすることなく戦えるかはポイントになりそうです。

しかし結局このシリーズの焦点はエンビードの健康にあると言ってよく、普通に出場できるのであれば拮抗した試合が連続しそうですが、もし健康状態に不安がありコンディションが上がらなければニックスのハードワークが勝つ事になるでしょう。

 

LAL (7) - DEN (2)

プレーインでペリカンズに勝利し7位シードを獲得したレイカーズと今シーズンもヨキッチを中心に安定した戦いを見せてきた昨季の王者ナゲッツ。去年のWCFの再戦となります。

正直今年のプレイオフで1番差のあるカードな気がしているのですが、ナゲッツはご存知の通りヨキッチとマレーのアンストッパブルなコンビプレーに加えてMPJのシューティング、ゴードンの合わせ、ディフェンダーKCP、さらに若手のブラウン、ワトソンなど多彩な武器を持っています。レイカーズレブロン、ADのスーパースターがスーパーな活躍が出来るかどうかが大事になってきます。

レイオフになって笛が重くなるとリーブスのファールドローは使えなくなり、Dloに対してもフィジカルに守ることができるので、ここのガードコンビもステップアップが必須でしょう。

昨季のプレイオフでヨキッチに人数をかけて守るという最近のトレンドとかけ離れた守り方を見せ、見事に撃破されたレイカーズとハム。このプレイオフでも同じように八村なんかをヨキッチにマッチアップさせ、ADが後ろに控えるような形にするのか、それとも守り方を変えてくるのか。

ナゲッツに関しては今シーズンのウエストが群雄割拠なのでなるべく疲労を溜めずに勝ち上がって行きたいところ。基本的には昨季のプレイオフと同じ戦い方で問題ないとは思いますが、レイカーズはリーグで2番目にFTAが多く、ナゲッツはリーグで下から2番目のFTAになっているため笛が偏ることがあると足をすくわれることもなくはなさそうですが。

日本的には八村がいるので注目の試合にはなりそうですが、あっさりナゲッツが突破するでしょう。