ウルブスファンの独り言

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'24 プレーオフ1回戦 PHX - MIN G1

いよいよプレイオフ

3位のウルブスと6位のサンズとの戦いです。レギュラーシーズン最終戦で戦った両チームですがビッグ3にボコボコにされたウルブス。前評判ではレギュラーシーズン全敗なのに加えプレイオフで信用できないウルブスなのでサンズ有利とみられていますがはたして。

サンズもウルブスもスターターはいつも通り。

ゴベアがスイッチしてKDのアイソを抑えると、マクダニエルズのオフェンスリバウンド押し込みで試合が始まります。プレイオフなので笛が重くなっており、ウルブスのディフェンスがかなり効いているのですがサンズはKDが一人でジャンプシュートを決め続けます。最初の11得点のうち9点を稼ぎ出すKD。

ウルブスはかなり積極的にボールプレッシャーをかけており、ヌルキッチに対してもゴベアがアウトサイドまで追いかけていきます。

オフェンスではKATのポストアップからゴベア合わせやオフェンスリバウンド押し込みなどいい形で得点しているウルブス。

ウルブスはベンチメンバーが出てくるとNAW、ナズの連続3Pで逆転するとゴードンがイージーなゴール下をミスしたりブッカーがドリブルをKATの足に当てターンオーバーするなどサンズの方が硬い感じに。KDのアリウープミスなんかもあったしね。

しかしエドワーズがドライブでチャージングを取られてこれが2つ目のファールになりベンチへ下がります。

1Q最後にオニールが連続で3Pを決め28-27で1Qは終了。とりあえずスタートでつまずかなかったウルブス。上出来上出来。

2Qさすがにスリーガードを使ってこなかったウルブス。NAWのオフェンスリバウンド押し込み、カイルのドライブで得点していきます。ハードワークで勝てているウルブス。

サンズはビールがなんとか個人で打開していきます。ビッグ3感が満載。

ウルブスは2Q開始3分でNAW、モリス、コンリーを並べてやっぱりスリーガードにすると、ゴベアのワンビッグに。先手先手で仕掛けていきます。

ウルブスの流れになりそうな感じはあるのですが、ちょくちょく攻守でやらかすウルブスなのとエドワーズのシュートがいまいち決まらずに流れをつかみ切れません。

重い笛ではあるものの徐々にホームのウルブス寄りの笛になっていきます。これがあるからホームコートアドバンテージって大事よね。さらにウルブスのウイング陣のディフェンスに対して息切れしてきた感じのビッグ3。

マクダニエルズのand1とエドワーズのカットプレーで10点リードとすると、3Pをエアーボールするアレン。やっぱり大舞台で信用できないサンズのロールプレイヤー。

ウルブスはエドワーズが3つ目のファールでベンチに下がると、ブッカーもファールトラブルでベンチへ。

KATのポストアップを中心にオフェンスを組み立てていくウルブスはここまでKDに抑えられていたKATがポストアップから得点すると、アレン、KDの連続ターンオーバーからトランジション連発で一気に14点差までリードを広げます。

しかしこの試合ぴりっとしないコンリーがターンオーバーにレイアップミスと続き51-61で前半を終了します。コンリーが一番ベテランなのにね。

前半セカンドチャンスからの得点で2-16と大きく差をつけたウルブス。

後半が始まるとゴベアのゴール下ミスからビールに3Pを決められ、さらにKDのミドルでスタート。ここでカイルが前半でビールとぶつかった怪我で欠場との知らせが。

オフェンスでは全然なコンリーですが、ブッカーのポストアップと戦ったりアレンからオフェンスファールを引き出したりとディフェンス面で頑張っており、KATが3Pを決めると11点差に戻します。がサンズもすぐにKDが3Pでアンサー。

そこからビールとKDの連打で4点差まで詰め寄るサンズ。そりゃなかなか一筋縄ではいかないよね。

ですがエドワーズがアレンから簡単に得点を奪うと、ゴベアはポストアップからand1。ゴベアのポストムーブでand1とか珍しい。

ゆっくりオフェンスしていサンズですが、KDはヌルキッチに早くスクリーンに行けよとご立腹。スローペースでディフェンスのやりあいになるとウルブスに流れ行きそうだしね。

サンズもピリッとしないブッカーがレイアップを外すと、エドワーズがそのブッカー相手に決め2ケタリードに。10点前後をいったりきたり。しかしKATが4つ目のファールでベンチへ。ウルブスはファールトラブルで困っているね。

3分半の間サンズを1得点に抑えこむとエドワーズのフェイダウェイはリングに何度も跳ねた末に決まります。ホームのリングだから跳ね方もウルブス寄り。

エドワーズがこのQ12点目となるジャンプシュートを決めると15点差に。さらにここからエドワーズはプルアップ3Pを決めKDにトラッシュトーク。ユーバンクスのオフェンスファール、リバウンドファールと続くとエドワーズは再びプルアップで3Pを決め一気にウルブスの流れに。

3QラストオフェンスでもNAWが3Pを決めて72-92と20点差にして最終4Qへ。

4Q大量リードで若干緩んだ感のあるウルブスに対してエドワーズへのダブルチームを使い、ペースを取りに行きますが、ビールがハンドリングミスをしてナズが速攻を決めるとタイムアウト

KDを戻してなんとかしたいサンズですが、ナズ、NAWと連続3Pで22点差に。ダブルチームに慣れてきた感じのあるエドワーズ。自らディープ3Pも決め25点差になると勝負ありな雰囲気に。

残り6分弱でエドワーズをベンチへ下げると、KATのワンビッグに。しかしウルブスのオフェンスが止まるとサンズの3Pがポンポンと決まり16点まで詰められるとタイムアウトからエドワーズをコートに戻します。

しかし最後はゴベアがKDとのアイソでボールを弾くと、いち早く反応したエドワーズがボールを拾い速攻でダンクに。ここでスターターを下げて白旗のサンズ。

ガルザの3Pまで決まり最終スコアは95-120。大事な大事な初戦を制したウルブスが白星発進です。

エドワーズがサンズのビッグ3に対してTHE エースのプレーを見せつけ完全にゲームを支配しました。33点9リバウンド6アシスト6ターンオーバー2スティールとチームを牽引しナズ、NAWがベンチから出てきてサンズのベンチメンバーを圧倒しました。自身初の上位シードでのプレーオフ初戦で素晴らしい活躍を見せサンズの3人のスーパースターを凌駕したエドワーズ。サンズは2戦目以降エドワーズに対してどう止めに来るのか、1戦目は沈黙していたブッカーがこのまま静かなわけもなく、サンズの逆襲の余地は大いにありますが、この試合のようなプレーをエドワーズが続けることが出来るのならこのシリーズはウルブスのモノになるでしょう。

しかしまだ1戦目。アジャストしてくるボーゲルに対してフィンチはどんな策をもって2戦目に臨むのか。