いよいよシーズンも最終盤に入り、残り3試合となったナゲッツとウルブス。この試合に勝った方がウエスト1位でプレーオフに進むがほぼ確定するのですが、バチバチに気合の入ってそうなウルブスに対して、1位でも2位でもそんな変わらないでしょ。みたいな雰囲気のあるナゲッツ。
ウルブスはKATが今週中に1試合は復帰になりそうとのニュースでしたがこの試合は欠場。まぁマイルハイだしあんまり強度の高いゲームは避けたいよね。
ナゲッツはクエスチョナブルだったゴードンもマレーもスターターに戻ってきています。
ヨキッチがジャンプボールでふざけたのかジャンプを繰り返しウルブスボールでスタートしますがマクダニエルズがシュートを打ち切らずに苦しいオフェンスになり結局ナズのレイアップミスに。さらにゴベアのパスも客席に飛び込むなど、ちょっと硬く見えるウルブス。エドワーズも簡単なレイアップ落としてたしね。
マレー、KCPと3Pが決まったナゲッツですがこちらもヨキッチがゴール下をミス。でもヨキッチは堅いというよりたまにぽろぽろ落とすからこんなもんか。
ウルブスディフェンスはナズがヨキッチ担当でマクダニエルズがマレー、ゴベアがゴードン、エドワーズがMPJとなっており去年のプレイオフでゴベアをヨキッチに当てていたのとは違う形の守り方になっています。
ここ数試合序盤で大きなビハインドを作ることが多かったウルブスですが、この試合は硬いながらもターンオーバーが少なく速攻にもしっかり戻ることで最初のタイムアウトまでに14-15と離されずについていきます。
このタイムアウトで両チームベンチメンバーが入ってきてゴベアがヨキッチにマッチアップすると3Pを決められます。さらにアウトサイドを追いかけないゴベアなのでツーメンゲームからモリスがアウトサイドのヨキッチにチェックに行かなければならない展開になります。
1Qは28-26とウルブスリードで終了します。ウルブスはモリスの2本の3Pにエドワーズのドライブが効いており、さらにヨキッチに対してダブルチームに行ってもしっかりローテーションで守れています。一方のナゲッツはハーフコートではウルブスディフェンスに多少の苦戦はしていますが、トランジションでカバーしていて、お互いに主導権を握らせない1Qでした。
2Qに入りウルブスはいつも通りスリーガードに。ナゲッツはゴードンのワンビッグですが、ゴベアワンビッグのウルブスは守りやすそう。
ゴベアの高さに苦戦しているナゲッツはゴベアが珍しくポストアップからいいパスをカイルに合わせますがワトソンがブロック。しかし開始2分半でゴベアからナズにスイッチしたウルブス。
ナゲッツはジャクソンのハンドラープレイが多くなっていて苦しそうなのですが、ブラウンがNAWからスティールすると速攻を決め、さらにナズを守り切り速攻になります。がこれはパスミスでターンオーバーに。
4分半ほど経過したところでヨキッチ、マレー、MPJを同時に戻してくるナゲッツに反応したのかウルブスもゴベアをコートに戻します。ワトソンのブロックパーティー続きますがターンオーバーが連続するとタイムアウトのナゲッツ。
ベンチメンバーの差も含めてちょっとナゲッツのが厳しく見えます。
ウルブスもここでモリス+スターターに戻すと、タイムアウト明けのオフェンスでもターンオーバーのナゲッツ。エドワーズのタフミドルが決まりウルブスの5点リードになります。
マレーの3Pとヨキッチのゴール下が決まったナゲッツですが、ちょっとゴベアを気にしすぎてオフェンスに思い切りがありません。マレーに対して素晴らしいディフェンスを見せているマクダニエルズ。マレーを抑え込むとヨキッチのシュートをゴベアがブロックして速攻になり、しっかり走ってきたゴベアのダンクに。
ですがナズがファールトラブルでベンチに下がると、オフェンスでインサイドにスペースがなくなり、シュートミスから連続で走られるウルブス。マレーのトランジション3Pで逆転されます。
流れが悪くなりかけたウルブスですが、コンリーが即座にドライブで決め返すと、ゴードンの3Pが外れオフェンスリバウンドのMPJはカイルがブロック。トランジションでコンリーが3Pを決めてリードを取り返します。
KCPがオフェンスリバウンドを押し込みますが、ウルブスもゴベアがオフェンスリバウンドからand1。52-49とウルブスがリードして前半を終了します。以外にもウルブスのペースでウルブスリードで折り返すことになります。
ナゲッツの見事なパスワークを封じ込めているウルブス。ゴードンのアウトサイドは捨て、ハンドラーに対しては後ろからでもしっかりチェイスをして簡単に打たせないことでナゲッツの選手に迷いが生まれ思い切りがなくなっています。ウルブスはオフェンスはまぁ相変わらずなのですが、ディフェンスでの集中力が素晴らしくスイッチミスなどで完全なフリーを与えた場面が前半多分一回とかしかなかったんじゃないかな。
後半に向けてはベンチメンバーで負けているナゲッツがスターターの時間を長くするのか、それともベンチメンバーを信じるのか。ウルブスもスターターのプレイタイムは長くなりそうですが、モリスが良いのとヨキッチに対してカイルを当てることもできるので少し余裕がありそう。
後半はナゲッツの連続オフェンスリバウンドからMPJの連続3Pミスで始まります。マレーのフローターが決まりますがエドワーズがプルアップ3Pでお返し。再びマレーがステップバックミドルを決めますが、エドワーズも再びプルアップ3Pを決めます。
積極的にジャンパーを打ってくるマレーが3Pで3連続得点とすると、マレーヨキッチのツーメンゲームからこの試合初めてのゴードンへのアリウープに。これをやられるとまずいウルブス。
ですがKCPがインサイドでシュートを外すとピックアップが遅くなったところをコンリーが3P。ようやくマレーのシュートが外れるとエドワーズがファールドローでFTに。リードを渡しません。さらにコンリーがKCPにプレッシャーをかけて24秒オーバーに。
ナズがMPJ相手にガードのようなハンドリングからドライブand1をきめたところでタイムアウトのナゲッツ。
エンドスローから見事なデザインプレーでMPJのダンクに繋がると、ヨキッチがトップから3P。ここでウルブスはカイルとNAWを投入します。これでヨキッチ担当がカイルになりますが、ヨキッチはカイル相手にand1で同点にはFTを外してなりませんでしたがカイルは4つ目のファールでベンチに下がります。
しかしさすがにここまで首位争いを演じているウルブスはNAWがコーナーから3Pを決め食い下がります。ヨキッチがゴベア相手に決めますが、エドワーズがKCP相手にand1。
ゴベアがヨキッチへのパスを弾きますが、ルーズボールを追ったゴベアがヨキッチに押されて倒れるとルーズボールを取ったヨキッチが起き上がったゴベアに対して突っ込んでand1に。ゴベアがブちぎれそうになりますが、NAWがなだめます。
ジャクソンがショットクロックぎりぎりでタフ3Pを決めると、ヨキッチがゴベア相手にドライブしFTに。これでナゲッツが1点リードとなります。
ヨキッチはディフェンスでもエドワーズにタフ3Pを外させるとゴール下で決め切ります。これでかっかしているゴベアがヨキッチ相手にむちゃくちゃなドライブをしますがこれがヨキッチのファールに。ラッキーラッキー。
結局80-83とナゲッツが逆転して最終4Qへ。
勝負の第4Q。マクラフリンを入れたウルブスはそのマクラフリンとナズのPNRからナズのFTに。ですがこれを2本とも外してしまったナズ。ゴードンのミドルも外れると、ゴベアがオフェンスリバウンド押し込み。
その後お互いターンオーバーのやりあいになりますが、ジャクソンのドライブ、MPJの押し込みでナゲッツが4点リードと一歩前に出ます。
タイムアウトのウルブスですが、タイムアウト明けにコンリーが3Pを決め1点差に。コンリー様様。
この時間になって効いてくるワトソンとブラウン。ブラウンはナズのポストアップを完封し、ワトソンは見事なアシストを見せたかと思えば逆にゴール下で合わせてFTに。耐え切れずにエドワーズを戻すウルブス。
しかしヨキッチマレーのコンビプレーからヨキッチのミドルで6点差に。さらにMPJがカイルの上から難しいミドルを決めて8点差。逆にここにきてシュートが入らなくなってきたウルブスはマレーにも決められ10点差に。
終わりそうな雰囲気でしたがコンリーがアンダー対応してきたマレーをみて3Pを決めます。残り5分。
ブラウンのダンクand1やゴベアからマクダニエルズの合わせなどもあり残り4分で92-102の10点ビハインドのウルブス。なんとか得点したいところですが、エドワーズがドライブして笛がなりますが、ナゲッツがこれにチャレンジするとノーファールに。しかもジャンプボールでエドワーズがMPJにファールをしてしまいFTで12点差に。
ナズが何とか1本返しますが、ブラウンがゴベアの上からダンク、さらにエドワーズを止めるとトランジションで再びブラウンがダンク。これで14点差となり勝負あり。
最終スコアは107-116でナゲッツ勝利。ウルブスにアドバンテージがあるとみていたベンチメンバーで勝ち切ったナゲッツ。これでほぼウエスト1位は確実になりました。