B2B1戦目のウルブスは3年連続のプレイオフ進出が決まり、あとは1-3位のどこでフィニッシュできるか。一方のロケッツは一時はプレーイン争いから脱落したかに見えましたが、シェングンの離脱以降勝ち始め3月は13勝2敗とし、10位を射程圏内としました。
ウルブスは首位を、ロケッツはプレーインを狙う上で両者とも落としたくない試合です。
ロケッツのスターターはジャバリスミスがCのスモールラインナップ。そこにバンブリード、グリーン、ブルックス、トンプソンが並びます。
ロケッツはトンプソンの決定力の無さが出て連続でミスショットとなりスタート。ウルブスはゴベアの高さを使いたいように見えますが、ミスマッチ作ってもゴベアのポストアップじゃあね。ってことで最初の得点はゴベアのFTから始まります。
オフェンスでトンプソンがかなり献身的にスクリーンだのリバウンドだのに顔を出していきます。スモールのビッグみたいなことをやっているトンプソン。ドラフト時はPGみたいな評価だったのにね。
お互いにアウトサイドが入らず、ミドルの打ち合いになりますが速攻の分だけロケッツがリードして進んでいきます。最初のタイムアウトのあとスミスに代えてランデールを投入。さらにジェフグリーンも投入すると、ナズのワンビッグになったウルブスに対してランデールのオフェンスリバウンドからブルックスの3Pに。
インサイドに人数をかけてくるロケッツディフェンスに対してアウトサイドが入らず苦戦しているウルブス。入らずってかキックアウトがなかなか出てこないね。ゴベアのゴール下が外れると速攻でトンプソンにダンクを食らうなど走り負けている感じのするウルブス。
エドワーズが止められていることもあり、1Qは23-16で終了。前回のブルズ戦もそうだったけどなんとなくハードワーク不足なウルブス。一方で高さでも個々のマッチアップでも負けていそうなロケッツですが、フィジカルに守ってみんなで走り、リバウンドに参加することでリードを作りました。
2Qジェフグリーンの3Pから始まるとウルブスはゴベアのポストアップをミス。いくらスモールだからってゴベアのポストアップで攻めてくれるならロケッツは楽だよね。押し込まれてダンクにさえならなければ怖くない。
キックアウトからNAWの3Pが決まると、失敗したはずのオフェンスでコンリーがステップバック3Pを決めこれにジェフグリーンがファールしたことで4Pプレイに。
ウィットモア、トンプソンのルーキーがミドルを連続でミスするとカイルがジェフグリーン相手に決めて2点差に。エドワーズがベンチに居ることでロケッツディフェンスが狙いを定められなくなっています。ようやくゴベアのダイブからダンクに繋がり同点に。トラベリングっぽかったけどね。
ロケッツはウィットモアが飛び込んでオフェンスリバウンドを確保するとキックアウトでもらいなおして3Pを決め、コンリーとのマッチアップになると強気にプルアップ3Pを放ち連続で決めます。
速攻も食らいますが、カイルからゴベアのアリウープで反撃。1年前は殴り合ってたのに今やゴベアを一番うまく使っているのがカイルっていうね。不思議。
しかしエドワーズが戻ってくると、ドライブに対して手を出してスティールするとそこからトンプソンが走って速攻and1に。ジャバリスミスの3Pも決まり10点差に押し戻されます。
エドワーズ起点からナズのドライブ起点のオフェンスにシフトするとドライブから連続で決めた後にコーナーのマクラフリンにキックアウトして3Pに。エドワーズはこの時間は大人しくしてた方がいいかも。
自分でも理解しているのかカイルとかマクラフリンにボールを預けるエドワーズ。カイルのドライブからマクラフリンが3Pを決めて同点になります。マクラフリン最近シュート入りすぎ。
オフェンスでリズムをつかみ始めたウルブスはエドワーズをコーナーに置いてのマクラフリンとナズのPNRから得点。さらにマクダニエルズがスミス相手にドライブを決めて逆転。ナズがバンブリードの上から3Pも決めてリードを広げます。
エドワーズはオフェンスで静かにしている分ディフェンスで働きブルックスからターンオーバーを引き出すと前半ラストオフェンスではドライブからFT獲得し、45-54と逆転して後半へ向かいます。
エドワーズが自分でやらなくなってから困ってしまったロケッツ。オフェンスでも3Pが決まらず速攻の本数も減ってしまいました。後半はもっと強気で攻めていく意識が欲しいのでスミスよりもウィットモアを使いたいんだけど、スミスがいなくなるとビッグ側のディフェンスが死にそうなのでたぶん無理。なのでもっと積極的に走ってツービッグの弱みを突きたいところです。
後半が始まるとゴベアにマークされているトンプソンとバンブリードのハイピックからトンプソンのレイアップに。逆にウルブスはコンリーとエドワーズのツーメンゲームからターンオーバーになると再びトンプソンの速攻。
エドワーズからのオフェンスを繰り返し連続でミスになりますが、ブルックスのパスをコンリーがスティールするとそのまま3P。ディフェンスではエドワーズを止めてたのにねブルックス。
エドワーズのハンドラープレイが増えて全然よくないウルブスオフェンスですがゴベアがオフェンスリバウンドを取るとナズの3Pになるなど、ここにきて高さが効いてきた。
ここまでFGゼロのエドワーズですがファールドローからFTで得点していきます。ようやくカイルのパスからエドワーズが初FGを決めさらにand1に。さらにマクダニエルズが自分のミスショットを押し込むと、エドワーズがドライブを決め10点差に。
ようやくグリーンの3Pが決まり、ウィットモアがターンオーバーを喫しますがグリーンが再び3Pを決めるとFTとエドワーズのパスをウィットモアがスティールしてそのまま速攻でダンクに。3点差まで追い上げます。にしてもウィットモアのスピードが凄いね。走り出しからの伸びが凄い。これで20位ってどんだけ態度悪かったんだ。
しかしエドワーズのティップインからカイルの連続速攻で再びリードを取り返すと72-81で最終4Qへ。詰めては離されてしまうロケッツ。
ここで3ガードにナズ、カイルとしてきたウルブス。最初のオフェンスはミスしますがリバウンドを取ったスミスからコンリーがスティールするとカイルのコーナー3Pに。
ロケッツはウィットモアがプルアップ3Pを決め返します。しかしスミスがジェフグリーンとの連携ミスでナズのドライブになると、続けてジャバリスミスはマクラフリンを離しすぎて3Pを決められます。ジャバリスミスで一気にリードを広げられます。
ロケッツはバンブリードがアタックを繰り返していきます。ジャバリスミスも1本決めますがNAWに1対1でドライブを決められるとオフェンスリバウンドからの3Pをミス。一回下げた方がいいと思うんだけど残り8分でのタイムアウト後もコートに残ります。
さらにコンリーの3Pで15点差としたウルブス。残り6分でエドワーズが戻ってきます。
グリーンがドライブからえげつないand1を決めると10点差に詰め、マクダニエルズを追い込みターンオーバーに。次のディフェンスでボールを奪いますがハンドリングミスで連続ターンオーバー。マクダニエルズはコーナーからの3Pも外してしまいますが、ロケッツもグリーンのドライブから完全に崩してワイドオープンになったバンブリードが3Pをミス。
ちょっとミスが続いたマクダニエルズを下げカイルを入れますがバンブリードに3P
を決められて7点差に。わからなくなってきた。
バンブリードは再び3Pを決めますが、ここはナズが3Pで決め返します。がジェフグリーンが3Pを決め4点差に。エドワーズが3Pをミスするとバンブリードが3本目の3Pで残り2分1点差まで追い上げます。強気で打つことで決まっていくようなロケッツ。
コンリーがジャバリスミス相手にフローターを決めると、ゴベアがようやくバンブリードを止めるとエドワーズがドライブからダンクを決め5点差に。
残り50秒のロケッツオフェンスに対してグリーンのパスをエドワーズがスティールしてそのままダンク。さらにグリーンは次のオフェンスでもコンリーにスティールされるとエドワーズが速攻でファールを貰い、これがクリアパスになりFTを2本決めますが、オフェンスはターンオーバー。バンブリード、スミスに連続して3Pを決められますが、結局106-113でウルブス勝利。
これで首位に希望を残したウルブスとプレーイン進出が厳しくなったロケッツ。