ここまで健康体で戦えて来たウルブスですが、ついにKATが半月板の怪我で無期限の離脱に。ワールドカップ、AS、B2Bの連続と思ったより負荷が大きかったのかも。ですがスケジュール的にはこのペイサーズ戦からアウェイ6連戦となり、シーズンも終盤に差し掛かる中で首位をキープできるか非常に怪しくなってきました。
一方ここまで勝敗でイーストの位となっており、プレーオフストレートインに向けて調子を上げていきたいペイサーズはフルのスターターに。なんか毎試合誰かいないイメージだから珍しく感じちゃうね
ウルブスはKATの代わりにカイルがスターターに。試合が始まると最初のオフェンスでエドワーズがニスミスの足に乗り足首を痛めてロッカーへ。流れがないウルブス。
代わりにNAWが入り試合は再開します。元々オフェンスはよくなかった上にエース2人が抜けてかなり厳しくなりますが、ウイング陣が積極的にアウトサイドまでプレッシャーをかけボールを煽ると、3Pを連続で外し、シアカムがレイアップも外す間にゴベアの押し込み、NAWのドライブ、コンリーのコーナー3Pでリードします。守れないペイサーズが相手でよかった感じ。ゴベアまでもツーメンゲームのネムハードに対してアウトサイドまで出ていきターンオーバーを誘い、コンリーもマクダニエルズのFT後のスローインに手を出しこれもペイサーズのターンオーバーに。
すると4分ほど経過したところでエドワーズがベンチに戻ってくると即コートに戻ります。なんか引きずってる感じもあるけど大丈夫なのかな。それなりにリードしてるしもうちょっと様子見てから戻してもよかったのでは。
逆にペイサーズは早い展開でオフェンスを作っていくもののパスがちょっとずつ合わない感じ。ターンオーバーも多いしね。カイルのパスからマクダニエルズのダンク、マクダニエルズのパスからゴベアのダンクになるとタイムアウトのカーライル。
タイムアウト明けのオフェンスも失敗すると、ニスミスは速攻レイアップもミス。さらにゴベアとのマッチアップで完全に押されているターナー。マクダニエルズ相手にポストアップからFTを獲得しますが次のディフェンスでゴベアにadn1を献上。2つ目のファールでターナーはベンチへ下がります。
KATがいないウルブスですが1Qはナズを投入しツインタワーに。ハリバートンが単調な3Pを連続で外すとエドワーズのドライブダンクで10点差となります。
ジェイレンスミスが3Pを決めますが、ディフェンスリバウンドを掴めずウルブスボールに。これがナズの3Pになります。さらにマッコネルが出てきていますが、連続ターンオーバーから速攻を食らって14点差になり再びペイサーズのタイムアウト。
ペイサーズはシアカムの3Pとファールドローで得点しますが、スミスが1対1でナズにやられると、ツーメンゲームで簡単にスイッチしてしまい再びナズに決められ33-23で1Qは終了に。
もともとディフェンスで勝ってきたウルブスはオフェンスさえどうにかなればKATがいない方がディフェンスは堅そうだしね。でもそのオフェンスがどうにもならなさそうだからKATが必要なんだよね。
1Q終盤スミスをブロックに行ったエドワーズが腰辺りから落ちて2Qが始まる前にロッカーへ。2Q10日間契約のウォーレンが入ってスタート。さらにナズとゴベアでツービッグです。
ツービッグに対して早い展開のペイサーズは割とミスマッチができているんだけどあまりそこを使えずにいると、エドワーズが再び戻ってきます。まじで不死身じゃん。
この交代でゴベアのワンビッグになるとエドワーズ、マクダニエルズのディフェンスが効いてくるウルブス。シアカムに対してエドワーズかナズ、マクダニエルズで対応したいっぽい。そりゃエドワーズ、マクダニエルズのが効くよね。
一方でスミスの守れなさが気になるペイサーズはコンリーゴベアのツーメンゲームで簡単にゴベアをフリーにしand1になるとターナーを戻します。
しかしそのターナーはゴベアに突っ込んでいくとファールをもらいます。がこれがチャレンジでオフェンスファールに代わり再びベンチへ戻るターナー。ようやくシュートが入りだすペイサーズですが、ウォーカーの3Pにウォーレンの3Pで決め返すとハリバートンのターンオーバーからエドワーズの速攻、さらにトッピンのシュートが外れエドワーズのドライブで17点リードになるウルブス。
結局前半は60-49で終了しますがスクリーンとポジションチェンジを多用してオフェンスを組み立てるペイサーズに対して、少し遅れても間に合うサイズとスイッチさせられても守り切れるフィジカルを持つウルブスのウイング陣に苦戦しているようなペイサーズ。本当はもっとゴベアの所を狙いたいんだけど、ターナーがコーナーに広がることも少ないし、この試合のゴベアは割とスイッチ上等でアウトサイドに出てくることも多いからやりずらいんだろうな。あとは何といってもハリバートンの出来が悪すぎる。パスの正確性も怪しいし、シュートも決め切れてないし。
後半が始まるとニスミスを動かしての3Pが外れますがオフェンスリバウンドから再びニスミスが打ち直して決めます。ゴベアのアリウープをコンリーがお膳立てしますが、前半よりさらにペースを上げてきたペイサーズはトランジションから3P、ターナーのand1で一気に4点差に。さらにターナーに対して再びファールをしたマクダニエルズが4つ目でベンチへ。
インサイドで仕事をした後はアウトサイドも決めたいターナーですが3Pは決まらず。エドワーズにドライブを決められますがカウンターでハリバートンがand1。ファールしたカイルも4つ目となりベンチへ。
お互いにアウトサイドが決まらない中、ハリバートンとターナーのPNPに対してドライブカバーに来たゴベアを見てターナーへキックアウトのハリバートン。ターナーに対してコンリーが一瞬カバーに行く素振りだけ見せますが、これを見たゴベアはコンリーのマークしていたトップのネムハードのカバーに出てしまいターナーがドフリーになりダンクに。この試合アウトサイドまで出ることが多かったゴベア。慣れないことするとこういう事もあるよね。
さらにシアカムのドライブでついに追いついたペイサーズ。NAWのパスがターンオーバーになると速攻が決まり逆転。テンポの速さこそ正義、オフェンスこそ正義のペイサーズ。前半苦労したゴベアに対しても走ることで無効化しています。
いったりきたりの展開になりお互いシュートが入らない時間になりますが、この展開ならペイサーズペース。と思いましたが、付き合うことなくオフェンスではペースを落とせているウルブス。さらにエドワーズが一人でペーサーズを凌駕していきます。
しかしペイサーズはシェパードの3Pからハリバートンも3Pを決め、アウトサイドも入り始めます。試合はエドワーズ対ペイサーズのような展開になっていきます。
3Qの最後にNAWがハリバートンからスティールして速攻でFTをもらい83-83の同点とし最終Qへ。
ウォーレンが出ているウルブスですが、ウルブスオフェンスにおいて個人でなんとかしてくれるウォーレンみたいな選手は結構ハマるよね。逆にここまでいいところのないコンリーはトランジションで相手にパスをして速攻を許すと、カイルはディフェンスリバウンドを確保できずにペイサーズの得点に。
シェパードの3Pが決まり2点ビハインドになるとまずいと思ったのかエドワーズを戻すフィンチ。するとエドワーズは速攻でand1とミドルを決めエースの仕事をしていきます。しかしまだ7分もあるのに息切れしないかね。
エドワーズのドライブが簡単に決まっていく展開の中、エドワーズに2人行ったところでマクダニエルズがコーナーから3Pを決めて4点差とします。さらにシアカムがレイアップを外すとタイムアウトを挟んでエドワーズがFTを獲得します。一本外しますがこれで5点差。
ハリバートンのフローターの後NAWの3Pが外れると決まれば同点の3Pをシアカムはエアーボール。ウルブスはタイムアウトを取りますが、コンリーのパスをネムハードにスティールされ速攻で1点差。エドワーズのミドルも外れるとハリバートンがカイルを攻略し逆転。
エドワーズが個人技で決めますが、ゾーンにしたウルブスはシアカムをフリーにしてしまいダンクを食らいます。
ウルブスのオフェンスはエドワーズ頼みになっていますが、ここでコンリーが値千金の3P。再び逆転します。
ハリバートンがFTを得ますが、1本しか決められず同点どまりになると、エドワーズがプルアップ3Pを決めて残り1分で3点リードに。ペイサーズはハリバートンとターナーのPNRで攻めますが、ターナーがゴベアに止められるとエドワーズがニスミスの上からこの試合41点目のミドルを決めて5点差に。
終わったと思いましたがペイサーズも時間を使わずにターナーの3Pが決まり残り30秒で2点差とします。しかしここでもエドワーズはシアカムとの1対1を制してフローターを決め試合を決めたかに思われましたがカイルがニスミスの3Pにファールをすると残り16秒で1点差ウルブスボールに。ペイサーズにチャンスが残ります。
10秒ほど使いエドワーズのFTになります。これを1本しか決められなかったエドワーズですが、リバウンドを取ったペイサーズの速攻に対してエドワーズが走って戻るとニスミスのレイアップをブロックし試合終了。113-111。
最後のブロックの時エドワーズの頭がリングに当たってたけどどれだけ飛んだんだろ。これがプレーオフだったらキャリアベストプレーにもなりそうなブロックで辛くも勝ち切ったウルブス。KATが戻ってくるのか戻ってこられないのかわからないけれど、不在でどれだけ勝ち切れるか。