ウルブスファンの独り言

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23-24開幕戦 雑感

さぁ開幕です!!

今年の開幕戦はLAL-DENとPHX-GSWでした。

かるーく試合に触れてみることにしましょう。

 

まずはリングセレモニーもあったLAL-DENから。

この試合はナゲッツ王朝を感じさせるような試合でレイカーズとは点差以上に差があったように感じました。

DENは昨季と同じスターター、LALはDlo,リーブス,AD,LBJ,プリンスの5人でスタートです。

やはりDloとリーブスを並べるとディフェンスで不安だったらしくプリンスをスターターに入れてきたハムですが、だったらもっとディフェンダーを補強したほうがよかったのでは。なんて思ったり。

この試合17点しかも後半は無得点に抑えられたAD。前半は個人技でゴリゴリ得点していきます。一方のヨキッチもこの試合トリプルダブルを記録しますが、前半はADに触発されたのか個人技多めで攻めていました。まぁ終盤になるとヨキッチはヨキッチらしさを取り戻すのですが。

ADは自ら攻めていくタイプではないと思っているので今日のように任せた。がんばれ。みたいなオフェンスだと苦労するよね。加えてディフェンスではヘルプ担当をしつつヨキッチの相手もしているんだからそりゃしんどいよね。

レイカーズの問題点としてはDloがいなくなった瞬間にオフェンスで何をしたらいいのか何をしたいのかが見えなくなり、とくに八村、ウッドが出ている時間帯はスペーシングも何もなくひどいオフェンスを繰り返していました。唯一通用していたのがレブロンだけなのですが、レイカーズレブロン中心のオフェンスをすることは少なく自らリバウンドを取っての速攻や困ってレブロンの個人技になるといった形がほとんどでした。

プレイタイム制限をかけられていたらしいですが、制限をかけるならばレブロンが出ている時間帯はもっとレブロンを強調してオフェンスしたほうがいいように見えました。

レブロン 29分出場 21点FG10/16 62.5% 8Reb 6ast

AD 34分出場 17点FG6/17 35.3% 8reb 4ast

一方のナゲッツは余裕感もあり、ヨキッチが単騎で攻めてゴール下をポロポロ落として差を詰められる場面もありましたが、全体的にはこんなもんかなって出来でした。まぁ開幕戦だしね。

ブラウンとグリーンがいなくなっていますが影響はほとんど感じることはなく、ナジとワトソンでどうにでもなってしまいそうでした。特にワトソンはスタッツこそ平凡なものの運動能力の高さと運動量でこの先も戦力になっていきそうでした。

また昨シーズン獲得したもののポストシーズンでほとんど出番のなかったレジージャクソンですがこの試合は24分の出場でまずまずの活躍をみせました。誰でも戦力にしてしまうナゲッツですがプレシーズンで活躍したストロウザーは出番がありませんでした。よくわからん。

MPJが二桁のリバウンドを取っていることもプラス材料ですし、連覇に向けて視界良好といったような開幕戦でした。

ヨキッチ 36分出場 29点 13Reb 11ast

MPJ 30分出場 12点 3P2/9 22.2% 12Reb

明暗分かれたレイカーズナゲッツですが、しょせん開幕戦だしね。

 

一方のPHX-GSWは終盤まで競り合う試合展開となりました。

試合を決めたのはブッカーからのパスでレイアップを決めたヌルキッチですが、今日の主役はオコギーでしょう。

試合を通じてオフェンスリバウンドに絡み、速攻に走り、ディフェンスでもいたるところに顔を出していました。

オコギー 17点FG7/9 5Reb 3P 1/1

数字としては平凡なものですが、1本3Pを決めていたことで最後のプレーでトンプソンがオコギーを捨てる判断が遅くなってたのだと思います。

ブッカーも過労死しそうな活躍でした。ビールが欠場のためおそらくはビールに任せるはずだった仕事もしながら自分の仕事もきっちりこなしていました。デュラントの調子が上がらなかったためにオフェンスでの負担はかなり大きいように見えました。

ビール、ブッカー、デュラントの3人以外にオフェンスで起点になれそうな選手がおらず、欠場や不調の日には誰かの負担が大きくなってしまうのでしょう。

エリックゴードンが31分も出場していますがグッドウィンを使っている時間のがよく見えました。確かに数少ない自分でオフェンスができる選手ではあるのですが、ゴードンにそれをやらせるとボールを持ったらまず仕掛けて、ダメだったらパス。というプレーをするのでどうしてもオフェンスに流れが生まれません。

 

ウォーリアーズはウィギンズがダメダメでした。

ウィギンズ 10点FG4/12 33.3%

数字以上に悪かったです。ゴール下を簡単に外す場面も多く、コンディションに何か問題があるのでは?と思うほどでした。

新加入のCP3はシュートが決まらない以外は素晴らしかったのですが、ドレイモンドが欠場だったのでドレイモンドがオフェンスでやっていたのと同じような仕事をしていました。懸念はドレイモンドとの共存なのでドレイモンドがいなければこれくらいはやるでしょうといった感じです。

しかしCP3がよかったのはそれだけでなく、しっかりトランジションにいく意識がみられたことです。CP3が速攻の先頭とかそういうことではないですが、前へ前へボールを繋ぐ意識が見えたのは好印象です。

クミンガとムーディーの若手コンビですが、前半のクミンガは身体能力をいかしリバウンドにも多く絡んでいい感じでした。しかし試合終盤になるとクミンガの粗さが目立ってしまい、大事な場面でオフェンスファールを吹かれたり、勢いでドライブしてしまい困ったりとここ数年の問題をなかなか解決できていないような印象を受けました。

ムーディーに関してはそんなに目立ったプレイはなかったものの大きなミスもなくしっかり自分の役割を全うした感じでした。確かに将来性を感じるのはクミンガの方なのですが、もう3年目になるクミンガが未だに粗さを見せていることを考えるとムーディーのほうが個人的には好印象を受けます。

接戦となった試合でしたがお互いドレイモンド、ビールという大きなピースを欠いておりなんともわからない試合でした。がサンズは超スモールを使ったりHCが変わった事を感じさせる試合だったのに対して、ウォーリアーズはCP3が加入したもののいつものウォーリアーズって感じでした。どちらが良いも悪いもないですが。

 

開幕2試合を見ましたがナゲッツの王朝が始まりそう。という感想でした。

開幕戦だけで何かを判断することは難しいですが、なにかあるとすればウエストは盤石なナゲッツをどこが追いかけるのか。みたいな展開になりそうな開幕戦でした。