ウルブスファンの独り言

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決勝 セルビア - ドイツ

いよいよ決勝です。

セルビアはまぁそんなにサプライズって感じではないのですが、ドイツがまさかアメリカを破って決勝進出とは思いませんでした。

そのドイツは準決勝で大活躍のオブストが今日もスターターです。フランツも元気そうで良かった。

セルビアはオン・オフボールでのスクリーン、ハンドオフ、カットプレーが絶え間なく繰り出されていきそこからオープン3Pを決めるとヨビッチがC2Cのダンクを決め良い立ち上がり。

一方のドイツはフランツ、シュルーダーのドライブで得点していきます。NBAパワーって感じ。

開始2:20でドブリッチが足首を負傷してロッカーに下がりセルビアにとっては追い風。

フランツの1対1を起点にオフェンスを作るドイツとボールシェアしてパスで崩していくセルビア。オフェンスとしてはセルビアの方がよく見えるんだけど試合は均衡した展開に。

1Qは26-23のセルビアリードで終了。

セルビアはボールに強く出ながら守ってるから、フランツがボール運びするとちょっと辛そうなんだけど他の選手がボールを運ぶ形にするとスペースがある状態でフランツにボールが渡りドライブが生きるね。

何人かやられたのでハイプレッシャーをやめると落ち着いて守れるように。しかしボンガがコーナーから3Pを決める。これが決まっちゃうとセルビアはかなり困るよね。

フランツのボグダノビッチの点の取り合いしてると3Pが絶好調のボグダノビッチが少し上回ってくる。フランツはハードに守られてるからFTで稼いでるしね。

しかしボグダノビッチはシュルーダーとか攻めづらい相手に守られてるとそんなにオフェンス絡まないで、ミスマッチ等になると点数取りに行ってるの上手だよね。

ドイツはシュルーダーとフランツ以外のところが崩せないのが苦しいね。今日はオブストもほとんど良いシュート打ててないしインサイド合わせのプレーも少ない。まぁこの二人で作ってリードしてるんだけどね。

2Q終盤セルビアの速攻時にフランツがアンスポ吹かれるんだけどレビューして覆ったかと思えば、シュートシーンじゃなかった様に見えるのに何故かFT2本になりこれでセルビアが逆転。と思いきや2本目を外しオフェンスリバウンドを取ったセルビアパスミスからシュルーダーに速攻を喰らう。

47-47で後半へ。

フランツとシュルーダーが14点ずつ取ってるのに対してセルビアは二桁得点がボグダノビッチの15点のみ。

ドイツは前半FT11本。もっと打ってる印象あったけどそんなでもないのね。

この試合ほぼなにもさせてもらえてないミロティノフは後半も苦しみながらスタート。

3Q中盤からオフェンスが止まり始めるセルビア。シュルーダーの怪しいファールドローもありドイツが少しリードを作る。

ボグダノビッチが居なくなって厳しいセルビアはヨビッチがもう少し得点仕事してくれるといいんだけど中々そうもいかない。

たまらずボグダノビッチを戻すとそのボグダノビッチからゴール下のミロティノフに上手くパスが出てダンク。と思いきやボンガがヘルプで飛んできてブロックしそのまま速攻へ。ファールで止めたセルビアは更にテクニカルを吹かれ今日最大のドイツ9点リードに。

離されると再びオールコートのプレスをかけるセルビアに対してドイツはボンガにボール運びさせることで対応。

フロントコートにフランツかシュルーダーがいるとどうしても離せないからボールへ飛び出しづらくなってプレスが弱くなってる。

ドイツは12点のリードを作って4Qへ。

セルビアの#30アヴラモビッチがシュルーダーに密着マークで嫌がらせをしてるけど今日のシュルーダーは策にハマることなく落ち着いてプレーできてる。

しかし4Qアヴラモビッチがディープ3を決めるとボンガのムービングスクリーンを引き出しボンガ4つ目。今日のボンガは効いてたから追い出せると大きいよね。

7点差に詰められてタイムアウトのドイツはタイムアウト開けにオフボールスクリーンからの2Pを沈めて少し落ち着く。

セルビアもアヴラモビッチがドライブから決めると次のディフェンスでは素晴らしいタイミングでフランツにダブルチームにいきシュルーダーの3Pミスに。

しかしリバウンドを取ったヨビッチが1対3でフランツに突っ込んで速攻ミス。なにしてるのヨビッチ。さらに次のプレーでもディフェンス成功したのに数的不利な速攻で突っ込みオフェンスファール。

決勝の緊張感なのか焦りが見えるセルビア

ここでも流れを取り戻したのはアヴラモビッチ。

完全にドイツのパスに振り回されたディフェンスの中でインサイド合わせのパスを読み切ってスティールしたかと思えばコーナーから3Pを決め4点差に。

ボグダノビッチがいない状況だとアヴラモビッチしか信じられなさそうなセルビア。他の選手は焦りか緊張かとんでもないミスばっかりしてるしね。

一方でドイツはシュルーダーが割と落ち着いてコントロールしてくれてるお陰でオフェンスは上手に時間使いながら作れてる。

時間使われるのを嫌がるセルビアがボールに人数かけてきた瞬間にボールを捌けるシュルーダー。

残り2:00でドイツの9点リードに。

だがここから再びアヴラモビッチ劇場に。3Pを決めたかと思えば次のプレーでドイツはアヴラモビッチの3Pにファールをして3点差に。

タイムアウトを取ったドイツでしたがタイムアウト明けボンガからボグダノビッチがスティール。しかしこのオフェンスでコーナーのオープン3Pを作るもシュートが入らず。

シュルーダーがFT1/2でセルビアがドライブからFT獲得して2本きっちり決め2点差に。

ドイツ最後のオフェンスはシュルーダーが#30に対してトップからのアイソ。この1対1をきっちり制して残り20秒でドイツ4点リード。

セルビア最後の望みをかけたオフェンスはミスに終わり試合終了。

試合終盤慌ててしまってミスを重ねたセルビアとシュルーダー中心ミスを最小限に留めたドイツ。実力差はほとんど感じなかったんだけどメンタルの勝負というか経験の差というか落ち着きというか。セルビアにも勝てるチャンスは十二分にあったのに自ら逃してしまった感のある試合だったね。