何度も更新が止まりすみません。右手首を痛めてタイピングが出来ませんでした。試合自体はすべて見ているので、今回はマブス戦からクリッパーズ戦までを見て気になった事を書いていきます。
DAL 111 - 122 MIN
PHI 135 - 108 MIN
MIN 124 - 121 POR
MIN 94 - 88 LAC
まずは4試合の結果から。まずはフラッグが欠場だったマブス戦ですが、エドワーズが40点を挙げて危なげなく勝利。7人が2桁得点を挙げたマブスでしたが、スコアリングリーダーがミドルトンの18点だとさすがに厳しい。また、全選手が揃っていたウルブスですが、ベランジェの4分を除いて完全8人ローテに。
続くシクサーズ戦ではリードとゴベアが欠場。ベランジェが初のスターターになりますが、17分で退場。まぁバスケ始めて4年程度のルーキーにしてはよく頑張りました。むしろ今までが出来すぎていたまであります。この試合センター陣の欠場により、マクダニエルズのワンビッグが見れたのは面白かった。最近フィジカルにも頑張れるマクダニエルズなので将来的なオプションとしても使えそうに見えました。最後にはジカースキーがデビューしましたが、さすがにNBA上がってくるのは厳しそうでした。
続くブレイザーズ、クリッパーズ戦ですが、この2試合もブレイザーズはシャープとアブディヤ、クリッパーズはレナードが欠場と主力を欠く相手に対してしっかりと勝利。クリッパーズ戦ではクラッチタイムにダブルチームの上から3Pを決めたエドワーズはフィンチに激しく何かを言っており、原因としてはフィンチにパスしろと言われたのを無視して自ら決めたかららしいのですが、まぁそこまで気にすることではないでしょう。
ということでこの4試合で気になった所を書いていきましょう。
ドスンムの違和感
TDLでウルブスに加入したドスンム。まずはウルブスに加入してからの成績を見てみましょう。
7試合 26.6分
11.4点 2.6アシスト 0.6ターンオーバー
FG 49.2% 3P 37.5% TS 58.4%
OffRtg 107.0 / DefRtg 114.5
はい。まぁこんなもんです。今シーズンブルズで3P 45.1%と決めまくっていたドスンムですが、決まり過ぎな感じはあったので、確率が落ちるのは仕方ない。それでも37%は決めているし、ターンオーバーは少なく、ドスンムらしい成績を記録しています。
ドスンム本人は悪いプレーをしているわけではなく、レーティングは良くないですが7試合のスモールサンプルなのであまり関係なく、ディフェンスでもしっかりと貢献できているのですが、ウルブスが獲得した理由と今の活躍になんとなく差があるように見えてしまいます。
ドスンムの良さと言えばまずディフェンス力。そしてルーキーシーズンから50%を超えているFG%の高さに、少ないターンオーバーという堅実さと万能さです。一方でPGとして1人でコントロールさせるには少し不安があり、ハンドラーとして突破するのは得意ではありません。
ウルブスが今シーズン探していた要素として考えられるのは、コンリーの後釜としてのPG、カイル・アンダーソンがいなくなってから困っているゲームメイク、NAWがいなくなったことでディフェンスとシューティングで貢献できる選手など、この辺り。まぁつまりゲームメイクが出来て、ディフェンスで穴にならず、しっかりとシュートを決めてくれる選手、特にPGです。
ドスンムとウルブスのニーズを考えると、まずディフェンス面では全く問題がなく、シューティングも及第点。しかしPGとしては物足りないと言わざるを得ません。エドワーズと出ている時間はいいのですが、ベンチメンバーに混ぜてPGをやらせるとツーメンゲームから組み立てられるわけでもなく、自らの突破で打開も得意ではありません。ここまでは結局自分でなんとかできるハイランドと並べる時間が増えていますが、本来はこのハイランドの仕事もドスンムに任せたかったはずです。
なので結局ドスンムの加入でプレータイムが減ったのはクラークやシャノンというウイング陣。ここが一番違和感を覚える部分です。ずっとPGが欲しいと言っていたウルブスですが、今の仕事をやらせるのであればウイングでよかった気がします。シャノンとクラークのプレーが物足りないのは理解できるので、ここのグレードアップをした形になっていますが、それならばドスンムである必要性が感じられません。もちろんドスンムは良いプレーを続けているし、シャノンとクラークよりは全然上なのですが。
まぁガード並べが好きなフィンチがHCなので、問題ないと言えばないのですが、フロントとしてはもっとPG的な仕事をしてくれる選手として獲得したと思うので、いいプレーをしているのにも関わらず物足りなく見えるという違和感を覚えます。
この違和感はあくまでも違和感という程度のもので、ガードを並べてもエドワーズを3番にして解決できるので問題になるほどではありません。しかし今シーズン限りで契約の切れるドスンムなので、オフにどうするかが難しくなってしまったように思います。
マクダニエルズとランドル
エドワーズというエースに次ぐセカンドエースとして今シーズンは序盤からキャリアハイペースの数字を残していましたが、シーズンが進むにつれていつもの姿に戻ってきたランドル。一方で徐々にオフェンスでの存在感を増してきたマクダニエルズ。この2人のことを考えてみましょう。
まずはここ4試合のランドルとマクダニエルズの簡単なスタッツから
マクダニエルズ(ランドル)
DAL戦 7P / 8R / 5A / TS 30.6%
(13P / 5R / 3A / TS 38.8%)
PHI戦 19P / 6R / 2A / TS 59.5%
(18P / 3R / 3A / TS 62.5%)
POR戦 29P / 6R / 2A / TS 88.2%
(13P / 7R / 6A / TS 60.4%)
LAC戦 12P / 7R / 2A / TS 55.1%
(14P / 9R / 7A / TS 18.4%)
こう見るとあまり差はありませんね。もっとマクダニエルズが活躍している印象だったのですが。
ランドルの得点が伸びていないのは明らかですが、ここはドスンムの加入による影響もあるし、82試合のうちの、わずか4試合に過ぎないのでこういう時期もある程度の話ではあります。
ランドルの得点が伸びていない理由は結構明確で、押し込んでのジャンプシュートが入っていないのと、3Pの不調が一番の理由です。ただランドルはもともとこんなもんと言えばこんなもんで、昨シーズンと比べれば得点自体は増えています。
一方のマクダニエルズは今シーズン目覚ましい成長を見せており、ここまで得点、アシストでキャリアハイ。ディフェンスでもただのエースキラーだけではなく、ヘルプサイドでも存在感を発揮し、ブロック、スティール共に平均1.1を記録。特にゴベアとリードが欠場したシクサーズ戦では相手がエンビードの欠場でスモールの時間が長かったこともありますが、フィジカルにもしっかりと戦えており、新たな可能性を見せてくれました。
ただマクダニエルズがオフェンスで存在感を見せることでランドルが不要になるというわけではなく、試合を見ていてマクダニエルズが好調だとランドルのやることが無くなってしまうだけで、ランドル自身は常にそれなりのプレーを見せています。
理想としてはマクダニエルズがセカンドエースとして1人立ちすることなのですが、マクダニエルズはサイズを生かしてのアタックや、シューティングは良いのですが、ランドルのように自分のアクションからプレーを作るほどの能力はありません。逆にランドルはマクダニエルズほど軽くシンプルなオフェンスではなく、もっと自分でハンドルしながらのオフェンス構築になります。ここはフィニッシャーとしての成長段階のマクダニエルズとオフェンスの中心選手として活躍を続けてきたランドルの違いでもあります。
最近のウルブスではエドワーズ、ランドルに次ぐ3人目のオフェンスオプションとしては十分すぎる活躍を見せているマクダニエルズ。選手のタイプが全く違うのでランドルと単純比較はできませんが、チーム内での重要度がかなり上がってきているマクダニエルズなので、プレーオフに向けてこの活躍を維持できるか。ランドルに関しては82試合出場ペースなので、このまま健康を維持しつつ調子を上げてこられるか。2人の共存がどのように実現していくのか楽しみです。
プレーオフに向けて
クリッパーズ戦が60試合目だったので、残りは22試合。
まずはプレーオフに向けての健康管理は大事になりますが、3位から6位は団子状態、さらに7位のサンズもまだまだ浮上の可能性があるので、今シーズンも最終盤まで激しい順位争いをしている可能性が高く、負けが許されない中でのマネジメントはかなり難しいミッションになりそう。
ウルブスの残り試合を見ると、大事なのはまず次戦のナゲッツ戦。それからレイカーズ、サンダー、サンズと1試合ずつ残しており、ロケッツとの直接対決は残り2試合。順位争いの直接対決ではないですが、今シーズン躍進しているイースト1位のピストンズとも2試合残しています。
Tankathonのサイトでは残りスケジュールが5番目に厳しく、順位を争っているチームでウルブスよりも上なのは一番スケジュールの厳しいナゲッツだけ。下位チームにしっかり勝つことはもちろん、順位を争うチームとの直接対決がカギになります。特に最終戦1個前のロケッツ戦は大一番になりそう。
さらに戻ってきたコンリー、シャノンとクラークの若手辺りもしっかりと使っておかないと本番で使いづらくなってしまいます。フィンチはプレーオフになると8人ローテ固定になるので、スターターとリード、ドスンム、ハイランドで戦いそうですが、昨シーズンのプレーオフでのシャノンの活躍を見ると、短い時間でも使っておいて選手的にも試合勘が鈍らないように上手く運用してほしいところ。まぁこれまでの采配を見ても、フィンチにそれを期待してはいけませんが。
さらにドスンムの使い方、活用法もしっかりと確立させなければなりません。加入以降強豪との対戦がなく、プレーオフでの経験も少ないので、しっかりとチームに慣れさせなければなりません。主力はプレーオフの経験が結構豊富なのでそこまで心配はありませんが、ベンチから出てくる3人のうちドスンムとハイランドが未知数なのは不安です。ハイランドはそれなりにプレーオフでの経験はありますが、プレースタイルもありイマイチ信用できない。
とりあえずはしっかりと上位シードを狙って勝っていくことが大事ですが、その中でもプレーオフに向けて準備をしっかり出来るのか。フィンチらコーチ陣の手腕が試される残り22試合になりそうです。