いよいよ始まったプレーオフ。1回戦からナゲッツという厳しい対戦相手ですが、逆に言えばやり慣れている相手なので、お互いに手の内はそれなりに分かっており、そのなかでどんな工夫をしてくるかどうか。それともすべてをスターパワーで粉砕するのかどうか。
MIN 105 - 116 DEN
ゲーム1はナゲッツに軍配。1Qからウルブスはディビチェンゾの3Pやエドワーズからのアシストが決まって、12点のリードを奪います。2Qから徐々にナゲッツのペースになっていくと、前半最後にはナゲッツが逆転。そこから2ケタのリードを守っていたナゲッツですが、試合終盤にウルブスが逆襲。残り6分半ほどの時点で95-97と2点差に追い上げます。最後ヨキッチとエドワーズのクラッチ勝負になるかと思われましたが、そこからヨキッチのAnd1、オフェンスリバウンド押し込みで引き離され、そこから追い上げることが出来なかったウルブス。
勝ち筋はあったように思いますが、ちょっと最後の集中力で上回られたウルブス。アウェイなのもありましたが、審判と戦ってしまう場面も多く、ゲーム1は落とす結果となりました。
フラストレーションと集中力
この試合審判の笛にかなりフラストレーションを溜めていたウルブス。特にマクダニエルズは1Qマレーの3Pにチェックに行ったところでフレグラントを取られ、そこからイライラしてしまいましいた。レビューも入ったし、着地点に入っているっちゃ入っているので仕方ないのですが、結構厳しめの判定。その後も3Qにはシュートを決めた後にヨキッチを突き飛ばしてのテクニカルなど、全く集中できていませんでした。壁殴ったの忘れたのか。
あとよくなかったのがリード。リードもスペンサー・ジョーンズの3Pにファウルをしたり、抜かれているのに手を出してファウルしたり。オフェンス面でも5点に留まりました。出場時間も17分に留まっており、なかなかに厳しかった。特にこのままだとディフェンス面で明確な穴になりそうなので、悩みどころ。オフェンスでもっと存在感を出せればいいのですが。
マクダニエルズ含め、ランドル、エドワーズ、リードが4ファウル。
マレー 39分 30点
FG 7/22 3P 0/8 FT 16/16 7アシスト
FG 31.8%で3Pも成功がないのに30点を奪われてしまいました。半分以上がFTによる得点で、ナゲッツ全体でも33本のFTを与えてしまいました。
まぁマレーに対してのファウル自体は見直してもそこまで酷いコールは少なかったし、逆にナゲッツのファウルに対して微妙なコールがあったのも事実。チーム全体としてハードに守ったら時にはこうなるし、ある程度のホームコートアドバンテージはあるもんだしね。
そのなかでも割と集中力を高く保てていたのがゴベア。ヨキッチ相手にしながら1ファウルで3つのオフェンスリバウンドを含む10リバウンドに17点を奪っています。いつものように余計なことをして3ターンオーバーはまずかったですが、その他の点ではよくヨキッチを守っていたし、ウルブスの中では及第点。
ゲーム2に向けて、ウルブスはファウルをしないように守るのか、それともファウル覚悟でアグレッシブに守り続けるのか。そして審判と戦わずにしっかりと自分たちを律することが出来るのか。幸いにもエドワーズはそこまでフラストレーションを溜めている感じではなく、冷静にプレーが出来ていたので、ゲーム2以降リーダーとしてチームを導けるかも大事になります。
我慢できなかったフィンチ
次はフィンチのお話。前半ハイランドまで使って、10人ローテ的な選手起用をしてきたフィンチですが、後半はコンリーが出てきたものの、ハイランドの出場時間はなし。
ウルブス 出場時間 得点 前半/後半
エドワーズ 17分11点 / 20分11点
ランドル 11分6点 / 20分10点
マクダニエルズ 17分12点 / 15分4点
ゴベア 19分10点 / 18分7点
ディビチェンゾ 15分9点 / 16分3点
リード 13分5点 / 4分0点
ドスンム 12分9点 / 15分5点
コンリー 6分0点 / 4分3点
アンダーソン 2分0点 / 5分0点
ハイランド 5分0点 / 0分0点
前半ダメダメだっリードの代わりにアンダーソンを使っていますが、基本的には後半にスターターの出場時間が長くなっています。まぁ後半に主力の出場時間が増えるのは当たり前なのですが、前半見ているとハイランドはそこまで悪かったわけではなく、レイアップミスはありましたがそれでもドライブは機能していて、エドワーズがいない時間にハンドラーとして一応ドライブでオフェンスは作れていました。一応というのはハイランドがオフェンスをちゃんと作れているわけではなく、自分で仕掛けることでなんとかシュートまでは行けていた。位の話なので、そこまで素晴らしかったとは言い難いのですが、それでも後半使わなかったのはフィンチがレイアップミスを嫌ったのか、単純にスターター勝負にしたかったのか。
ただエドワーズの38分はまぁいいとしても、ゴベアの37分はちょっと長すぎる感じがします。リードの出来がよくなかったのでまぁ仕方ないのですが、ランドル、ゴベア、リードの3人が全員30分くらいのプレータイムにしないとフィジカルな戦いのなかで息切れしてしまいそう。この試合の様にリードがよくないのであればアンダーソンを入れてのワンビッグや短い時間だけでもスモールを使うといいかもしれません。
ゲーム2に向けて集中力と強度の高さを維持するためにもう少し出場時間とローテを微調整する必要があるかもしれません。ただそれは微調整でしかなく、数分の話なので、ボールデッドのタイミングやタイムアウトでも変わってくるので難しいのですが、少なくともそれなりに効いているように見えたハイランドを前後半少しでいいからアクセントとして使うことは必要ですし、その他の選手たちも細かく選手の入れ替えを出来ればいいのですがね。
エドワーズ
最後はエドワーズ。そこまでエドワーズに関しては書くことがないのですが、ナゲッツがゾーンも使い、エドワーズのドライブを止めに来たなかでエドワーズは適切にパスを捌いていて、7アシスト。ウルブスの展開力は前からの課題ではありますが、エドワーズ自身のプレーとしては自分のところに人数をかけていると見るとパスを捌いていたし、試合の大部分で正しいプレーを選択出来てはいました。
しかし正しいプレーだけでは勝てないのがNBA。プレーオフ。
ちょっと強引さが足りなかったようにも見えました。正しいプレーをしているのでそこまで非難することはできませんが、それでも時には真正面からディフェンスを破壊してしまうプレーが出来るのがエドワーズの魅力の1つであり、プレーオフを勝つ進むには必要な要素になります。
もちろん毎回ディフェンスのいるところに突っ込む必要はありませんが、展開してのオフェンスで停滞している時にはもうちょっとドライブを見せることでディフェンスがエドワーズにさらに集中するので展開もしやすくなります。
ゲーム2以降エドワーズがもっとアグレッシブに攻めていけるのかと、もっとイージーにトランジションなどで得点していきたい。ハーフコートの展開力はちょっと怪しいのでね。
エドワーズはディフェンス面では3ブロックとリムプロテクションで目立ちました。ゴードンとの1対1からのブロックが1つにナゲッツの速攻を止めたのが2つ。ディフェンスリバウンドも9つ奪っており、オフェンスだけでなく、攻守両面でエドワーズがしっかりとしたプレーを見せたことはゲーム2に向けてかなりポジティブな要素になります。
ということで初戦は落としたウルブス。ホームコートアドバンテージがないので、アウェイでの勝利がどこかで必要にはなりますが、まぁアウェイでの初戦を落としたくらいはさほど問題にはなりません。ゲーム2に勝って1勝1敗でホームに変えれるのが理想ではありますが、ナゲッツ相手なのでそこまで簡単にはいかなさそう。
このゲーム1で分かったことはやはりお互いにお互いの長所も短所も分かり切っているので、あんまり戦術的なアジャストは意味をなさなさそう。。
どちらがハードに戦えるか、エースがエースの仕事を出来るか。みたいな戦いになりそうなので、ワンポゼッションの重みが大きなシリーズになるでしょう。